プリザ-ブド溶液
 (脱色液)の作り方
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作り方
プリザ
作り方
プリザ
着色液作り方
PEG♯400
について
シリカゲル
再乾燥方法
プルメリア
プリザ
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プリーブドフラワーを生花から制作する場合 現在市販の溶液がいくつかあります
各メーカーも研究やテストを繰り返し市販されているものですので価格については
高額なのも仕方が無いと思います。しかし、もっと低価格で出来ないものか?
色々と試した研究途中までの様子を研究中断するに当たり参考になればと
思いHPにてお知らせしています。何分、研究途中のもので市販の溶液の様な
完成度は無く ご質問頂いた方の多くが 制作後に御連絡が少ないので
上手く出来なかったのでは無いかと感じております
自宅でヘアカラー(毛染め)をする場合 メーカーの溶液を使用する方法と
着色料から溶剤までゼロから自分で配合する方法と位の違いがあります。
失敗を楽しみながら試して頂ければと思います。
当社方法は 一番にコストを優先しております。又、市販の溶液の中には
一液ですべてを行う【一液タイプ】があります。これは例えると
『リンス イン シャンプー』によく似たものになり 
当社の方法は、二液タイプで シャンプーとリンス(コンナディショナー)
と分かれているものに当たります。
プリザーブド溶液 =脱色液(シャンプーに当たる)
花の水分と色素を取り除く作業になり制作行程の一番大事なものになります
又、市販の溶液もふ2〜3回程度しか使用出来ないので 制作するのに
一番コストがかかる溶液でもあります。
当社が小さなバラのプリザ制作に
使用しているものです
危険物第四類アルコール類
 第二種有機溶剤
500mlサイズでドラッグストアーや薬局にて
【燃料用アルコール】です
コーヒーサイフォンの燃料で使用するもので
もちろん、火気厳禁・飲用不可です
各メーカーから販売されています
どちらのメーカーでも差はありませんが
何種類もあった場合の選ぶポイントは
【メタノール濃度】を見てください
(メタノール=メチルアルコール)
この濃度の高い物が【脱色能力】になります
【燃料用アルコール】として販売される物は
60〜70パーセントになります お酒と同じく
酒税法の問題で混ざった物は安くなります
こちらのメーカーは76.6パーセント
これも当社で使用しているものです
大輪のバラのプリザ制作に使用してます
医薬用外劇物 工業用アルコール
先程の酒税法と危険物の関係上 
薬剤師のいる薬局で対面販売が条件で
身分証明と使用目的等の記載が必要
一度に購入出来る量も決まっています
もちろん、火気厳禁・飲用不可です
燃料用アルコールとは注意書きが増えて
危険度が高いのがわかります
すべての安全注意を読み理解するまで
取り扱わないこと
この製品を使用する時に、飲食又は喫煙を
しないこと熱・火花・裸火・高温の様な
着火源から遠ざけること
換気・吸引・手袋・保護メガネ必要とあります
細心の注意が必要になります
メタノールについて
【メタノール=メチルアルコールについて】
メタノール=メチルアルコールは取り扱いに危険な薬品である事を確認下さい
古くはお酒の代わりに引用して失明=目が散るアルコールと言われた事もあり
引火の危険性もあります お子さまやペットの側でもしもの事故が起きない状況
と保管に十分気を付けて下さい。
脱色行程について
プリザ制作で失敗の原因のほとんどは、脱色行程になります
●一番に脱色時間が長すぎる事で 花によって時間は変わりますが
◎花房(花首)の緑色の一番太い部分が軽く色が脱色した頃が目安です
×薄い花弁を基準にすると緑色のガク等の太い部分は未脱色になります
×太い部分を基準にすると花弁は脱色しすぎで水分が戻ってしまいます
この微妙な脱色行程をクリアする事が出来ずに着色行程に進んでも
完成時に失敗を取り戻す事は絶対に出来ませんので 脱色行程は
一番重要になります。ちなみに着色行程は何度でもやり直しが可能です
使用済み脱色液
について
当社の方法では、脱色行程で使用済み脱色液を
【着色液の薄め液】と【洗浄液】として使用します。
【着色液の薄め液】
着色液をゼロから制作する場合
着色料+ポリエチレングリコール+うすめ液が必要になります
脱色能力の無いエタノールでも良いのですが 廃棄するのが難しい
廃棄予定の使用済み液を使用することをおすすめします
条件として脱色能力が高い物(新品)は使用しないでください
詳しくはプリザーブド着色液の作り方を参考にしてください
【洗浄液】
着色液に沈めた後で取り出すと余分な着色液とポリエチレングリコールが
付いていますので シャブシャブの肉のように洗浄液の中で振り洗います
これもエタノールでも良いのですが使用済みの脱色液を使用します
唯一 注意点としては、違う色を洗浄しないことです 
テクニックとして混ぜて仕上がりを変化させる事もありますが
赤なら赤用の洗浄液として保管して使用することです
もう一つテクニックとして 何度も洗浄した洗浄液に
ポリエチレングリコールを入れ着色液に変える方法もあります
廃棄方法について
市販の溶液のメーカーの中には 薄めて下水に流してOKと言う商品もあります
お酒とよく似たアルコールなので問題無いと言う方もおられますが
薬品メーカーの方に聞くと環境破壊になるのでオススメ出来ませんと言われました
大量な場合(何十リットル)は 産業廃棄物として指定業者に処理して頂
少量の場合 火気厳禁の場所で 紙のボロ布に染みこませて大気中に
揮発させる方法を教えて頂きました
もちろん大気放出も環境には良いとは言えません