ようこそ、
 広島県生活指導研究協議会(広生研)
                                
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広生研は、全国生活指導研究協議会(全生研)に所属する民間教育研究団体です
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次回広生研常任委員会 
  2023年9月2日(土)、9:30~
    二葉公民館(ZOOMと併用)  

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第 6 3 回 広 生 研 大 会

( 1 ) 期 日

2 0 2 3 年 8 月 1 8 日 ( 金 ) ~ 1 9 日 ( 土 )

( 2 ) 会 場

1 日 目 は , 二 葉 公 民 館
2 日 目 は , 尾 長 小 学 校

( 3 ) 記 念 講 演 講 師

山 本 通 子 先 生 ( 全 生 研 研 究 全 国 委 員 ・ 大 阪 生 研 ( 幌 馬 車 の 会

  *1日目の記念講演だけ、ZOOMとの併用

   参 加 費 ( 資 料 代 ) に つ い て 参 加 費 は 資 料 代 と し て い た だ い て い ま す 。

教 職 員 2 日 参 加 2 0 0 0 円、 1 日 参 加 1 0 0 0 円、

学 生 2 日 参 加 1 0 0 0 円 、1 日 参 加 5 0 0 円

保 護 者 ・ 市 民 5 0 0 円 ( 大 会 資 料 な し )

学 生 で 会 員 の 場 合 は 無 料 ( 大 会 資 料 あ り )

( 4 ) 日 程 ( 案 )

8 月 1 8 日 ( 金 ) 記 念 講 演・・・・二 葉 公 民 館

   17:30 ZOOM立ち上げ予定

    申し込まれた方に、ZOOMURLをお知らせします。

1 7 : 4 5 ~ 1 8 : 0 0 受 付

1 8 : 0 0 ~ 1 8 : 1 0 開 会 行 事

1 8 : 1 0 ~ 2 0 : 1 0 講 師 紹 介 と 記 念 講 演

2 0 : 1 0 ~ 2 0 : 2 0 事 務 連 絡

2 0 : 2 0 ~ 片 付 け ( 2 1 : 0 0 ま で に 鍵 返 却 )

8 月 1 9 日 ( 土 ) 開 会 行 事 基 調 分 科 会 総 会・・・・尾 長 小 学 校

9 : 3 0 ~ 9 : 4 5 受 付

9 : 4 5 ~ 1 0 : 0 0 開 会 行 事・・・・・安芸生研

1 0 : 0 0 ~ 1 2 : 0 0 大 会 基 調

・・・・何度も、論議を重ねて、今年も完成。
    大会終了後、広生研ホームページにアップします。
    過去の基 調、載せてます。
1 2 : 0 0 ~ 1 3 : 3 0 休 憩
      弁当販売はありません。
      近隣に、お店がたくさんあります。

1 3 : 3 0 ~ 1 6 : 0 0 分 科 会

   集 団 づ く り = 西 部 生 研
  授 業 づ く り = 安 佐 生 研

  *司会も、それぞれの生研でお願いします。

1 6 : 0 0 ~ 1 6 : 1 0 休 憩 ・ 移 動

1 6 : 1 0 ~ 1 6 : 3 0 閉 会 行 事・・・・中ブロ

1 6 : 3 0 ~ 1 7 : 3 0 総 会・・・・会員のみ

1 7 : 3 0 ~ 片 付 け



○申込
※ FAX e-mail で申し込みをお願いします。 タイトルを「2023広生研大会」として,
氏名・学校名(所属)・メールアドレス・会場参加・オンライン参加を 記載して申し込んでください


ZOOMで参加の方、直接、松井久治宛でも、OKです。
 matui-f@hicat.ne.jp

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冬の、「フロンティア学習会」・・・・・・
どこまで続くか、広島シリーズ。
2014年 藤井啓之(愛知教育大学 当時) 「子どもたちが平和的に生きる教室をどうつくるか」 -対話・討論を通して-
2015年 高橋英児(山梨教育大学) 「一元化する教育に抗して,異質共同の教育を」
2016年 山本敏郎(日本福祉大学) 「道徳の教科化と生活指導」
2017年 福田敦志(大阪教育大学) 「今,なぜ? アクティブ・ラーニング・カリキュラム・マネージメントの秘密」
2018年 折出健二(人間環境大学) 「子どもの主体性が育つ学校づくり」~スタンダードで学校はどうなった~ 実践報告 小林克己(福山)
2019年 竹内元(宮崎大学) 「他者との出会いを通して 子どもたち同士のつながりを創り出そう」
2020年 船越勝(和歌山大学) 「バラバラに引き裂かれた子どもたちをつなぎ直す」 ーゼロトレ・スタンダード時代を教師はどう生きるかー
2021年 八木秀文(大阪体育大学) 「ニーズ」が迷走する時代の「幸せ」を考える 〈統治システムの僕〉と〈子どもの声に応答する教師〉の間で
2022年 黒谷和志(北海道教育大学) 「新しい活動に取り組む中で,互いの思いや願いに出会いながら, 新しい関係を創り出す実践を展開しよう」
2023年 住野 好久 氏 (中国学園大学・全生研研究常任)「互いの思いや願いを聞き 信頼と安心を教室に」



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第63回広生研大会
期日 2023年 8月18日(金)・・・・記念講演

           19日(土)・・・・午前中が、基調提案。
                     午後が、実践レポ分析。

2022基調提案>をアップしました。
  
↑↑クリック




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 2022年パワーアップ講座

 6月 18日(土) 9時30分~15時45分
  講師:大阪幌馬車の山崎先生

サークル幌馬車の山崎敬史先生。

18(土)は、広生研パワーアップ講座の講師、ありがとうございました。

事前のやりとりで、
「実は、広島で教師をしていたことがあって、そのときのトラウマがある」
と、聞きましたので、広生研常任会でも、何があったのかと、話題になっていました。
今回の先生のお話で、昔尾道での、保護者とのやりとりで、若かった山崎先生がトラウマを抱えた、ということ。
それが、今でも子どもとの生活ノートのやりとりで、緊張感があるのだとのお話。

私は、人間山崎敬史を見た感がありました。トラウマを、自身の宝にされているのだと思いました。
今回のお話でも、感覚的な実践場面を感じて、私と同じ匂いを共有しているのではと、勝手に想像しています。
勘違いでしたら、ごめんなさい。

午後のレポート分析にも付き合ってくださり、

さらに、夜の会にも参加してくださって、感謝感激です。
とっても、楽しい会になりましたね。

生研会員のK本さんが、86日の平和祈念式典で、平和の鐘を打ち鳴らす役に選ばれて、それが職専免じゃなくて、年休を取らされた、という話を、まさか幌馬車の山崎先生から聞くとは、ビックリでした。広島の先生しか知らないようなことを、知っておられて、きちんと記憶されていること。

これからも、広島と大阪の架け橋になってくださいね。

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午後の、Y先生の実践は、子どもたちの声にしっかりと耳を傾け、
無理の無い自然体の、しかし見通しのある、成長を見守ると言いますか、
流石と思わせる学級づくりでした。



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春のそよ風学習会

市生研 『学級びらき講座』
 4月 2日(土)16時~17時30分

<学級びらき講座アンケート>

@ 私は中学校教員ですがその分ゲームのレパートリーは少ないので、
 様々なゲームを紹介して頂いて参考になりました。

 八木先生のお話を伺って、目の前の生徒に応じて判断することが大切だと改めて思えました。
 そうだろうと思っていても自信がなかったので、今日のお話を伺ったお陰で自信を持って取り組めそうです。

@ 学級びらきは、自己紹介とゲームで学級を居心地のよい場所とするだけでなく、
  一年間でどう育つ
かという見通しと希望を抱けるメッセージ性のある歌も歌われ、
  よい学級びらきだと思いました。

    1年間の見通しには、「学級集団づくり」の視点がしっかりしており、
  気になる子どもへの個別
指導が中心になりがちな地元(沖縄)の実践と違うところがあり、
  たいへん学びになりました。

    八木先生のベテランと若い先生の比較から、教育的タクト論に展開されたまとめのお話も
  たい
へん参考になりました。想定外の展開を立て直すことが出来ることもタクトであると、学びました。
    ありがとうございました。 よいものや自分が出来そうなものを共有することができる学習会でした。
  やはり学習会は大切ですね。

@ 子どもたちとどう出会うか、どのようにつながりをつくっていくのか、やり方はいろいろありますが、
 目の前の子ども達に合わせてかえていくことを改めて学びました。教師の思いが伝わらないことは多々あり、
 それに未だに落ち込むこともあります。しかし、改めてまずは伝えることは大切だなと思いました。
 押しつけるわけではなく、先生も子どもも表に出すこと。考え方のぶつかり合いなくして、認め合うことも
 つくりだすこともつくりかえることもできませんね。勉強になりました。ありがとうございます。

@ 生徒の心をぐっと掴む楽しい学級開きを見せていただき、感動しました。直ぐに実践したいと思うことが多く、
 勉強になりました。一緒に見ていた小学生の娘が、「担任はO先生が良いなぁ!」と言っていました。
 確かに、O先生の優しさを感じ取って、子どもたちは安心して自己表現できるようになるのだと思いました。
 私も自分の学級開きを考えていきたいと思います。 貴重な学びをさせていただき、ありがとうございます。

@ 私は1年目で、学級開きとはどんなことをしたら良いのか全くイメージが付いていなかったのですが、
 この講座に参加させていただき、私も児童が良いスタートダッシュを切れるように、O先生のように
 自分の特技を児童に見せられたらと思いました。

@ 講座の評判を色んな方から聞き、ずっと参加したいと思っていました。 実際の学級びらきの様子が分かり、
  先生の素敵な言葉かけが勉強になりました。(例えば、ジャンケンがあいこで「気が合うね」、伝言ゲームで
 「なりきっとるね」など) これまで、配布物を配り、簡単な自己紹介をして慌ただしく終わってしまう
 初日でしたが、今年は小田さんのように楽しいゲームを取り入れた学校びらきをしたいと思います。
  八木先生のお話も良かったです。
  O先生、忙しい時期に提案してくださってありがとうございました。明るく素敵な先生のお話から、
 私も月曜日から頑張ろうという気持ちになりました。



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広 生 研 フ ロ ン テ ィ ア 学 習 会

テーマ「コロナ禍の今、子どもたちと新しい生活を創りながら、その生活から学び合う実践を展開しよう」

◇期 日 2022年2月19日(土)
9:20~ 9:30 受付
9:30~ 9:45 開会行事
9:45~12:15 講座
12:15~12:30 閉会行事

◇会 場 オンライン(ZOOM)学習会

◇講 師 黒谷 和志 氏(オンライン) (北海道教育大学・全生研研究常任)

 県外・講師を含め,27名の参加でした。
 北海道生研の過去10年の基調をもと に,生活指導のあり方を語られました。

  チャットより,感想を紹介します。
○ 発達の見取りにおいて、実践において、日々大切にしたいことをきちんと整理してい ただいたように思います。
 なかなかサークルに参加することができず、「日常の学校」 に埋没してしまっている自分の目からうろこが落ちた感じでした。
 やはり、実践をつく っていくと同時に、職場もつくっていきたいなあと思いました。一人ではできない。で きることからがんばります。

○ 今日はありがとうございました。初任のころは,周りから「先生は甘い,もっと厳し くしなさい。ちゃんと怒らないと」と指導され,
 自分が考える先生のあり方が間違って いるから,クラスも良くならないのかもしれないと思ったこともありました。
 しかし, 2年目,3年目と経て「困った子」は「困っている子」(一方的に命名するのもまた違 うという話もありましたが)子どもの声を
 聞こうとする、声を出せるようにしておく、 子どもの思いから学級をつくっていくという考え方が先生には必要だったなと思いま す。
 子どもたち自身が自分たちにとって最善を模索してく環境を大切にしていきたいな と思いました。実際にやっていく中で,学校現場的に
 難しいなと感じることも実はあり ますが,先生自身もできることを模索していきたいと思います。

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第37回中国地区学校 in 広島

(1)日時 12月26日(日) 9:30受付 16:30終了(予定)
(2)場所 広島市総合福祉センター(ビックフロントひろしま) 5F大会議室
   ZOOM併用

(3)テーマ 「新しい活動に取り組む中で, 互いの思いや願いに出会いながら,
 新しい関係を創り出す実践を展開しよう」

(4)講師 船越裕和(沖縄生研・全生研全国委員)

(5)その他 宿泊については,講師のみ。その他の人は、各自で予約してください。
   参加費,2000円




<参加者の感想>

@ 管理のきついところで、なかなか子どもたちに寄り添うことは難しいです。
そのため、サークルで話を聞いてもらうことで、方向を見誤らないと思いました。
サークルの大切さをより感じました。先生、頑張ってください。
 船越先生の子どもへの対応は、わざと失敗しながら子どもたちと考えていき、
子どもが主体者となって勇気をもって取り組んでいく姿が、素敵でした。
ありがとうございます。


@ 梶岡先生が大切なことをおっしゃったので、書いておきます。管理体制のもの
すごく強い学校で、はずれることは、すごくきついことだと思う。その中で創りかえると
言われているが、無理をしすぎないように。先生も、自分自身をちゃんと守ることも
大切にしてほしい、というメッセージでした。


@ 現時点で、子どもたちは「(ちゃんと)できている」という状態を目指して頑張ってる。
逆に、「(ちゃんと)できていないとダメ」だと思い込まされる。それは、教室が「学校的
価値(支配的な物語)」へ子どもを接収する営み」に覆われているからだ。
 それが最も端的に表れているのが「4。自習中の出来事…」だろう。「(自習中に)嫌な
思いをした人はいますか?」と問うたとき、「学校的価値(支配的な物語)」の側に立って
いる子たちが、「その生き方を貫徹できなかったしんどさ」を語った。そして、「その生き
方を貫徹できるようなルール」を先生が制定して、幕引きが図られた。
 本当は、なーちゃんにも、ニッチーにも、シュウにも…、それぞれの物語がある。
それを互いに聞き取っていこうとする関係をつくっていきたい。

@ 行為行動の裏にある、そこに至る経緯と子どもの怒りや悲しみと願いを、子ども自身
が言葉に表せるように担任はおしゃべりをして深くうなづく。仲間はそれに気づきながら、
学級の中に子どもの居場所がつくられていく。学級での日々を子どもとのおしゃべりを
楽しみながら過ごしてください。





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第61回広生研大会
日時 2021年
8月20日(金)
 記念講演講師 中野 謙(じょう)氏(佐賀生研)

八木 秀文@大阪体育大学教育学部 からのメッセージ:
 せっかく「広島の」学習会に各地から集まってくださっているので、あえて「平和とは何か?」
という観点から述べます。  中野先生とあゆみと学級の仲間たちの営みは、「平和」の本質を
体現している、といえます。それは、「“声”が奪われない」(“声”を聞き取ってもらえる権利を
保障されている)という意味における「平和」です。 とかく、広島で「平和」が語られるとき、
「戦争がないこと」とか「核兵器が地上からなくなること」をもって「平和」が語られる傾向があります。
たしかに、それ“も”平和の一つの現れ方ですが、そこにだけ目を奪われないようにしたいものです。  
(…と、あえて広島の先生たちと“も”確かめ合いたいと思うのです)  明日提起される広生研の基調
提案では、「原案」を提案して(見通しをもった)活動を展開することの重要性を提起しています。  
この点から言えば、中野先生の実践は、この「原案」を、「(あゆみをはじめとする誰でもが)“声”を聞き
取ってもらえる(とても“ゆるやかな”)プラットフォーム」である(言い換えれば、「平和構築のプラットフォーム」
である)ことを、あらためて学ばせてもらいました。  なお、中野実践における「誰でもが“声”を聞き取って
もらえる“ゆるやかな”プラットフォーム」(平和構築のプラットフォーム)が、「多様に」「同時並行的に」
存在していると思っています。それは、何よりも中野先生ご自身の存在です。「成長ノート」もその機能を
もっています。(班長会だけではない、という点が、並の実践家じゃない、と思います)

船越裕和@沖縄 からのメッセージ
「成長ノート」で子どもと出会い、子ども同士が出会っていくこと。自治の世界が広がっていくこと。
すごく学びました。ありがとうございました。


2021大会基調(←クリック)               

 2019年までの大会基調
  
↑クリック
(2020年は、基調は提案しませんでした)




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全生研大会

8月6日(金)~11日(水)オンライン

全生研ホームページ  https://ameblo.jp/zenseiken/




  集団づくりパワーアップ講座
 「『いろんな人がいる』が当たり前の教室に」


 日時  2021年 6月19日 土曜日 9:30~16:30
     午後の、坂田講演のみとなりました。

 場所   オンライン開催

 講師       坂田和子さん(神奈川 全生研研究全国委員)
    *坂田先生は、ZOOMで神奈川からの参加になります。
    *坂田先生の最新刊を、広生研で取り寄せ、販売します。

 レポート分析も、あります。(中止とし、広生研大会へスライド)

<参加者の感想>
○とてもよかったです。こんな年で、目からうろこです。

○素晴らしかった。坂田さんに出会えてよかった。

○坂田さんのお話、さらにそこからその実践の背景なども広げておうかがいできて、とても参考になりました。
もっともっと自信をもってガチャガチャの中から声を聴いていくこと、みんなで「なぜ?」という背景を見つめ
共有していくこと、また、教室で子どもたちが自らを見つめ、集団で学びあいながら希望を見出せるような学びを
大事にしていくこと。疲れていましたが・・・明日からの教室がちょっとたのしみになりました。ありがとうございました

○現場が想像できないくらいビックリしました。先生の話からあきらめてはいけないんだと思いました。

○つきあい続ける難しさ・大変さ、ともにつきあい続ける仲間を教室に作ること、その仲間たちとともにつきあいながら、
発見していくことや気づいていくことが学んでいく楽しさになっていく。行為行動の変容を求めるだけの暴力的な対応を
しない、素敵な実践を聞くことができてうれしかったです。

○最後に話した感想を、あらためて、文字化します。  「世界に平和が訪れる」ためには、「異質な者=敵」と
見なされがちな「他者」を理解する努力と、その「異質と見なされる何かを理解する方法・見え方」を全体へと
共有していく
(=ひらいていく)営みが不可欠。 それは「教室だってまったく同じ構造なのだ」と、知っている先生
なのだと思う。
 ちなみに冒頭の挨拶で、太田先生が「教師の思い」と「子どもの思い」が解離していることに
気付かなくてはならない、と話されました。マクロな視点で観たら、この「乖離」「ズレ」こそ、「戦争」の元凶です。

 坂田学級では、先生も子どもたちも、その「ズレ」の異様さを乗り越える「見方」を学ぶ日々を送っている。
それは
ある時は学級の「あの子の気持ち」を理解し合う学びであり、ある時は「世界でどんなズレが起きている
のか」を読み解く学びである。そういう「ズレ」に対する知性と、鋭敏な感性が、先生にも子どもたちにも育まれて
いくから、「解離していることに気付く」ことができるのだ、ということだと思う。
 加えて、その「異質と見なされる
何かを理解する方法・見え方」を、共有していく
(=ひらいていく)際に、「言語化する」(キーワード化する)という
ことが重要なエッセンスなのだとあらためて思う。
 例えば、「〇〇記念日」は、「この子にとっては、これが大きな
前進なのだよね」という了解事項を共有するという意味をもっていますし、
 「たまぬけ」は、その子の「困っている」
状態をみんなで了解するという重要な意味をもっていますね。

○一見、ガチャガチャのクラスだけど、子どもの行為と心のつぶやきをとらえて、肯定的に返し、それを子どもたちと
共有する。その明るさと温かさ、心地よさがガチャガチャクラスを安心のクラスにしている。世界に開かれた教材を
通して、自分と仲間の考え方を発見し驚き、学びの世界が深まっていく。坂田先生の愛を感じながら、坂田学級の
子どもたちは幸せだ。

○大変良かったです。 「教師は抗い続けてほしい。」と言う言葉が響きました。 今一番抗わなければならないのは、
スタンダードとの闘いですね。
決めつけないで、「何でだろう?」と子ども達や親と一緒に考えていく所がいいのだと
思いました。

○子どもの思いを「スタンダード」にとらわれず、解き放つ実践というイメージをもちながら聞かせていただきました。
はずれることをよしとしない学校の息苦しさに、それと感じながらも「進んで
適応」しようとしていないか、と振り返り
ました。子どもの見ている世界を知る、要求に思いを
寄せる、そのことを職場集団づくりで共有していく同僚性の
発揮にたくさんのことを学ばせても
らったような気がします。


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 学級びらき講座「春のそよ風学習会」

日 時
 2021年4月3日(土)14:00 ~ 16:30


場 所
 ロードビル
 (広島市東区光町)

自宅等オンライン併用


内 容
第一講座    西部生研
第二講座    安芸生研

まとめ・理論
八木秀文
(大阪体育大学)


 

 <参加者の感想>です

 ・とても勉強になりました。子どもたちの気持ちをグッとつかむような、楽しい講座でした。(30歳代 未会員)

 ・いつもノリとか楽しさだけを追って学級びらきをしていたように思います。ちゃんと意味をもって先生のねがいを伝える場にしようと。子どものつぶやきをひろおうと。勉強させてもらいました。(40歳代 会員)

 ・すぐ使えそうなゲームや本当に大切なねらいや根底に流れている思いを学習することができました。(50歳代 会員)

準備が良くされていて,素晴らしかったです。ズームでも、これだけゲームとか学級びらきが肌で感じられて勉強になりました。有難うございました。全員でつくり上げる姿が素晴らしかったです。八木先生の話も,いつもながらなるほどと感じました。(60歳代 会員)

○ 昨日まで、学級びらきに何をしたらいいかわからず、配属先では「黄金の3日間」の重要性を聞き、初任の私には絶対無理!と泣きそうな気持ちになっていました。しかし、今日先生方の提案を聞いて、温かい雰囲気で子どもと楽しみながら、みんなで学級をつくっていこうという思いを少しずつ共有していったらいいんだとわかり、安心できました。自分なりに、いろんなことを試しながら、民主主義の学級の一員になっていけたら、と思います。今日は本当にありがとうございました(20歳代 未会員)

○ 子どもたちが主体的にクラスづくりをすることの大切さに改めて気付くことができました。実践してみたい学級開きのアイディアをたくさん知ることができ、とても充実した時間を過ごせました。(20歳代 未会員)




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広生研フロンティア学習会

フロンティア学習は,全国で活躍されている研究者から,しっかりと理論を学ぶ場として,毎年2月に開催しています。

テーマ「交わりと関係を保障する学校のあり方を問う」
~~コロナ禍での学校づくり~~

期 日 20212月20日()・3月6日(土)

オンライン(ZOOM)開催になりました。
   2月20日(土)・・・・・・全体レポート
   

   3月6日(土)
   ・・・・・講座:八木秀文先生(大阪体育大学)
 

「アンケート」より

・生活指導(集団づくり)をていねいに実践してきたことが,間違いではなかったと確認できた。
教師の専門性を追求すること,AIには出来ないことが教師には出来ることを広めていきたい。

・具体例があって、よかったです。

・重い話がたくさんでしたが,今自分が踏ん張ってしなければいけないことも分かり,子どもの声に
耳を傾けることがしんどい時があるけれど,基本として大切に続けていきたいと思いました。
わからないことは一緒に考え,何が幸せにつながっていくのかを改めて考えていきたいと思いました。
参加できて良かったです。ありがとうございました。

・教科書どおりでなく世の中の矛盾に気づかないといけないこと、子どもとともに未来を切り拓いていく
楽しい学び(コロナ探検隊やオリンピック開催の議論)の大切さ、プログラミングとは PC だけじゃない、
背景を知り方法を考えて解決することなど、いろいろととても勉強になりました。ありがとうございました。

・情勢分析が大変よく分かりました。実践への大きなヒントになりました。

・現状がすごくわかり,やるべき道もよく理解できました。

・これからのICT教育とも絡み大変興味深かったです。ありがとうございました。

とっても良かったです。

・現在がどうゆう状況で、これからどうゆう方向に世の中や経済が流れていくのかを見通し、
とっても分かりやすかったです。
・教師がマックワーカーになりそうなのは見えていますが、教師だけでなく子ども(未来の市民)が、
このままでは格差が広がる一方なのに、その社会状況に常に疑問を持ち、
 
 

社会の有り様を変革することこそが大切なんだと言うことを教えていかなければならないのだと思いました。

・シティズンシップ教育というか、主権者教育というか、そんな教育が続き拡がることを願います。

・「学校でスキルを教えていく」という考え方では、これから先に今の学びが役に立たない、
だから、「問いを生み出す力を育てていく」ことの大切さが分かりました。私自身、ネットニュースなどには、
「それ本当かな?」という疑問を常に持ちながら読んでいますが、教科書に書かれている内容には疑問を
持ったことがありませんでした。でも、言われてみれば確かに!と思うこともあり、今まで疑問に思わなかった
ということが危ないなと気付きました。計算ができるかできないかではなく、その問題を解く過程でいかに
思考させるかを意識して授業に取り組もうと思いました。子どもと一緒に学んでいく姿勢を大切にします。

・とても勉強になりました。ありがとうございました。

・薄々感じていたことをはっきりと整理していただき、目が覚めた感じです。新たな困難に向かって新たな
進化が始まっていると予感しました。








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例会・学習会案内  広生研の各サークルの例会案内です  
            広生研が主催する学習会の案内です


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 例年、夏休み中に開催していましたが。

2020年第60回広生研大会

テーマ 「交わりと関係を保障する学校のあり方を問う」

~コロナ禍における学校づくり~


 2020年10月17日(土)   
(祇園公民館)
   
*今回は、記念講演はありません。
   
   午前:9:30~ 9:45 受付
      9:45~10:00 開会行事
     10:00~12:00 シンポジウム
     12:00~13:00 休憩
        
  午後:13:00~15:30 全体レポ
      15:30~15:40 休憩
      15:40~15:50 閉会行事

      16:00~17:00 総会(会員のみ)
      17:00~      片付け


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<シンポジュウム>
報告Ⅰ  F先生(西部生研)
・1000人を超えるマンモス校
・2月突然の休校で、学級終い無し→新学期クラス替え、知り合いがいない、できないまま再び休校。
分散登校が始まり、子どもたちは、「学校へ行きたい。」の思いが強くなる。
・6月から再登校
〇学校の指導は、
 マスク、手洗い、ソーシャルディスタンス、三密の回避の徹底をした。
 給食の準備から片付けまでのマニュアル、活動の制限など。
〇実践は、多いに苦労した。
 作文で、「友だちが1人もいない」子が2人いることを知り、楽しい活動をと「何ができるか?」必死に考えた。
お楽しみ会のレクを考えても、「イス取りゲーム」はクレームが出、ソーシャルディスタンスを保ち接触しなくても
できるゲームを考え、「新聞じゃんけん」(各自新聞を足元に敷き、ジャンケンで負けると新聞を小さくしていく
ゲーム)や「ケシバト」(消しゴムをはじき合って机から落とし合うバトルゲーム)を思いつき提案。
ケシバトはその後学級で形を変え流行。
 その後、スキンシップの無いことによるストレスを解消するため、“休憩時における子どもたちの遊びについて
「厳しい制限をするのはやめ、大目に見よう」という様に変わっていった。
 子どもたちの変化:
 それまで、親密な関わりが無かったために一切トラブルが無かったのに、子どもたちが遊びを通して親密な
関わり合いが出来るようになると、途端にそれが増えてきたとのことでした。健全な学級ほどトラブルが多いことが
改めて分かりました。 そして、子ども達は、「班の人と話し合いたい!」と言う要求が出てくるようになり、帰りの会
などで“トークタイム”と称して、あるテーマを決めて各班でトークをし、その内容を報告し合うという取り組みをした。
スイカのテーマの時、一つの班から、「Aちゃんは、スイカの種を食べるそうです。」と報告されると「エーッ!」とか
「オレもオレも!」「へーAちゃんってそういう人だったんだ!」等と盛り上がったとのこと。
 また、授業中の班机形式の話し合いはできないけど、子ども達は、自然に立ち上がって話し合いを始めたなどの
報告がされました。
・しかしながら、当初「今年は研究授業も無しです」と決めていたのに、9月に入りコロナに慣れてくると、
「全体研もやりましょう」と言い出すようになってきたとのことでした。

報告Ⅱ  H先生(安芸生研)
・今年度、中規模校から全校107人の小規模校に転勤
・小規模校なので、活動の制限は比較的少ないよう。家庭での協力も有る。
・Zoomによる朝の会もほぼ全員(特別支援学級の子以外)でできた。
〇“落ちた落ちた”や“学習クイズ”などもZoomで保護者も巻き込んで楽しくやることができた。
Zoomの小グループ交流もでき、みんな楽しそうであった。
〇学級開きも、通常通り大騒ぎの会が出来た。分散登校も無し。体育も普通に。
・野外活動の取り組みで初めてコロナの重大さを意識し始めた。
〇炊飯はダメ。ご飯はレトルトで。
〇運動会:組み体操はダメ。→子ども達と一緒に考えて、作り変える。
放送係のマイクも2本にし、消毒を徹底する。
・6年生の思いで写真が少なくなって可哀想。


報告Ⅲ  Y先生(安佐生研)
・コロナ休校が始まった当初から、「子ども目線で考えましょう。」と訴えてきた。
・3月:中学校区内では、学校外でも3密を避ける指導の徹底をと言う動きもあった
(公園での子どもたちの遊びに地域からクレームが入っても)が、きょくりょく放って置いた。
・4月~:休校中もHPでは、子どもを励ますメッセージを送るようにした。
学級では、毎日の日記を課題にし、子ども達の生活が把握できるように努めた。
・6月~:コロナで見えてきたこと
〇友だちがいない子、給食のありがたさ、相似の新鮮さなど。
〇重要な学習の一つとして、新型コロナについて、その感染について。
 コロナ禍での過ごし方について、社会では厳しく取り組まれていることを、子ども達に知らせる。
〇コロナ禍でも出来る遊び方を子ども達と創り出す。
 エアで遊ぶ“エア遊び”を提案と子ども達は接触を避けたり「番町皿屋敷」のゲームでも、
 エアで寸止めをしながら十分に楽しめていた。フォークダンスでもできる。
〇野活にたくさんの同僚が応援に来てくれた。
・授業では所謂スクール形式で班机には出来ないが、自己肯定感と関わりを作るために、
 一人一人の意見を発表し、つなげていく機会を増やすよう心がけている。

質疑応答
Q:Zoomに参加できない家庭は無かったのか?
A:有りませんでした。(補足;以前と違って、ハイソな地域になっている)
Q:前学年毎日、一斉にやったのか?
A:いえ、学年(1学年1学級)ごとに日を変えてやりました。

交流
◇ 「子どものために」と言うことで教師は働くことをいとわないが、それは「教師の働き方改革」の
 点から見てどうなのでしょうか?皆さんはどうですか?
 ・どこまでやってもきりが無い。
 ・自分を犠牲にする必要な無い。
 ・元々スタンダードになっているので、その流れで言われることはその通りやろうとしている。
 ・少人数学級の実現に向けてのチャンスになる。
◇ 活動の変化:給食
 ・子どもにとっても、保護者にとっても、教師にとっても給食の有り難さが身にしみて良く分かった。
 ・教育委員会からの通知に従って、感染対策には、徹底をはかっている。(後から減らすのでは無く、
 始めから少なくつぎ、おかわりのみ許す。残菜は食感に  返さない専用のところに廃棄する。など)
◇ 子どもの変化
 ・児童養護施設経由の子が、4月の時点でクラスもできていない中で、不安定さが増し、今まで以上に
 大変になっている。
 ・不登校傾向だった子が、完全に不登校になっている。元々発表が苦手な子が、クラスでのつながりも
 持てない中で、発表(表現)を強いられ嫌になる。
◇ 学校の変化と今後
 ・管理教育の究極の形になってきている。
 ・が、ここがチャンスで、
  「子ども達にとって何が必要なのか」「子どもの生活現実」から、『子どもの視点から見直してみようや』と
 議論が出来るようになるのではないか。
 ・GIGAスクール構想も、究極の自己責任論(AIによる個別最適化へ)を推し進めるだけで、警戒が必要。

〇 しかしながら、この間の変化は、学校によって違いも出てきている。
 ルーズになったり、更にきつく管理的になったりと様々なようである。

  


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広生研フロンティア学習会
期 日 2020年2月8日()

会 場 船越公民館

まず,子どもたち一人一人の声を聞くことから実践をスタートさせたい。
そして,その子どもたちの願いに出会い,知ったとき,
教師は,思考停止状態から脱却できるはずである。
教師が思考停止状態から脱却すれば,子どもたちにとって
居心地のよい学校を取り戻せるだろう。

講 師 船越 勝 氏
(和歌山大学教授・全生研研究常任)



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2019年第59回広生研大会

 2019年8月2日(金) 18:00~20:20  (二葉公民館)
   記念講演  岩本 訓典 先生(京都・小学校 全生研全国委員)
 京都で活躍されている実践家です。
 京生研では,「K」の世界を生きるをテーマに最も重い課題を抱えた子どもを軸にして,
学級集団づくりを進めています。


   8月3日(土)  9:45~17:30  (船越公民館)
    第59回大会基調(クリック)


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2018年第58回広生研大会

 2018年8月24日(金) 18:00~20:20  (二葉公民館)

1日目開会行事
18:10 記念講演
   佐藤晋也先生(東京・小学校)

 # 晋也さんの子どもをまるごと見る目が素敵です。Tをしっかり視界に入れて「見てるよ」と何か送りつつ、周りの子もちゃんと見てて…。私たちはいつも子ども達の一面しか見ていないと自覚しなきゃなと思います。だからこそ、「問題!!」と切り捨てそうな行動の内面にも変わる可能性があるのでしょう。多様な子ども達を語ってくれてありがとうございました。<小学校、50歳、女性>

# 「学校ってどんなところなのか」という問いを立てながら聞いていました。勉強するところ、友だちと遊ぶところ、ストレスを発散するところなど。その子一人一人いろんな思いを抱えておなじがっきゅうにいるんだなぁ、と想像しました。私はまだ現場の先生のように教育現場が見えているわけではないので、これからの教育実習で、まずは頑張る励みになりました。“子ども同士がつながる”を改めてリアルに感じることが出来ました。ありがとうございました。<学生、20歳、女性>

# スタンダードにどう抗していくか、悩む日々です。「絶対排除しない」「あなたのやり方もありね」と言われるような実践を…というところにすごく共感しました。<小学校、50歳、女性>





8月25日(土) 9:45~16:30  (祇園公民館)

2日目開会行事
10:00 大会基調

 # 「つながり」とか「つながる」という言葉は“深い”言葉だなぁと改めて生研では感じます。ある先生がお話しされた、「(ダイビング)水深5mの世界を知ってしまうと、水深10mの世界が見たくなる。」と言うように、子ども達だけでなく、私も、いろんな先生(人)と出会い、伝え合うことでつながりたい気持ちが膨らみました。自分自身、「つながる」経験をもっと積み重ねつつ、教師を目指したいと思います。<学生、20歳、女性>



13:00 分科会
①集団づくり  

 # 今日のレポートは様々な気づきが持ててとてもよかった。私は、認め合うと言うことがポイントになると思う。長所も短所も認め合えることを目指していくことが大切なのだと思った。そのためには、1人1人をしっかりとアセスメントすることと学級に伝えていくこと、つながりの場を設定することが大切だと思った。<小学校、30歳、女性>


②授業

 
# 四苦八苦しながら作るからこそ授業なんだなと思いました。「ちゃちゃ」の発言から広がる世界、ちゃちゃがいるからこそ深まる考え、クラスの宝だな。いいクラスだなと思いました。<小学校、30歳、女性>

# 「スイミー」はとても深い教材だと思います。2年生が1年生におりてきて、難しいかなと思いましたが、よく考えて、たくさん発言していました。そんなクラスにしているレポーターも基礎的な力、学級経営をきちんとされていると思いました。<学生、20歳、女性>

# スイミーの「ぼくが目になろう。」の一言で、とても盛り上がりました。1年生の1人1人に合わせて、問いかけること(指さすこと)の難しさを先生方から感じました。「なぜスイミーは、『ぼくが目になろう。』と言ったのだろうか。」、「スイミーが目になる意味」をいきなりそのまま子ども達に投げかけても、おそらく考えはまとまらない。「スイミーは(他の赤い魚たちのように)赤かったら、目にならなかったのだろうか。」というような発問を通じて、読みを深め、考えて伝えることが出来るようになっていくのかな、と思いました。<小学校、50歳、女性>



16:10 閉会行事

16:30 広生研総会(会員のみ)




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 2017年第57回広生研大会
8月11日(金) 東区民文化センター(大会議室)
記念講演・・・・・澤田 樹(京都、中学校、女性)  

   
8月12日(土) 開会行事 基調提案 分科会 総会




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広生研フロンティア学習会
がありました
2017年2月18日(土)  会場:中山小学校
講師:福田敦志(大阪教育大学)

「アクティブラーニングとカリキュラムマネージメント」

このテーマは、高橋英児さんの領域ですよね。しかも、このタイミングで指導要領の改定案が出たり・・・。
(泣かされます)

その改定案で、<アクティブラーニング>の文言が、指導要領から消えた。
文言がなくなったからといって、しないのかということでもありません。
言葉からのイメージが、誤解を招くと出ていたが。
<知識>か<能力>かという天秤ばかりではなく、二者は相互に関係しながら育成されるものである。
・・・・「主体的な・対話的な学び」を引き出す。との言い換え。
横文字でなく、日本語で、きちんと表現する。誤解を減らすために。
しかし、アクティブラーニングは、一つの方法であって、目標ではない。
そういうところまで、後退しているのではないのかと・・・・

学びの質は、形式的な対話型を取り入れた技術というレベルにとどまることなく、
質の高い学びを引き出すことを意図する
学習指導要領改定案は、2030年を見据えているのだ。
~~~~~~~第4次産業革命?グローバル人材
2030年と言っても、、たかが、13年後のこと。
(私は、どうなっているのだろうか? 生きているかどうか?)
政策立案者は、そこまで考えていろいろな提言をしているのだ。

<カリキュラムマネージメント>
子どもたちは、一人ひとり人格を持った大切な存在であるが、
こういう捉え方がある・・・・・
「カリキュラム-マネジメント」ーーー公立学校は、税金によって運営される企業。
では生徒は、「グローバル人材」という製品。これを、安定供給しなければならない。
各界からは、より良い製品が求められる。「資質-能力」の育成重視。

ーーー飛び級と原級留置(留年)の導入。
良いものは、さらに良くする。そうでないものは、それなりに育てる。
PDCAサイクルの徹底。ーーーー計画・実行・評価・次はどうする。
こういうことは、実は私たちは、かなり昔からやってきたことなのだが。

スタンダード
  ーーーそうなると、誰がやってもちゃんとできるようにしなければならない。マニュアルがありがたい。

* <主体的・対話的で深い学び>とは両立できるのか。

料理に例えると、レシピがあって、材料がそろえば、誰もが肉じゃがができる。カレーにはならない。
しかし、それは裏返せば「あなたでなくてもいい」「あなたの代わりはいくらでもいる」ということ。
ただし、東大とかへは税金のかけ方が違うということはある。エリートの育成。

こういう風に考えると、いろいろなことがつながってきはしないだろうか。

「何what」「なぜwhy」は問われることなく、「どのようにhow」を追求する文化に生きることを迫られる私たち。
責任を問われたくないので、ますますマニュアルに走ることになる。「言われた通りにやっただけです」
指導する側は、主体的ではない。いろんなやり方があっていいのでは?

「生きる力」とは何か?
「そんなのやりたくない」と言える生徒が、すばらしく見えてくる。

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長くなってきたので、もうやめますね。
これは、お話を聞いての、あくまでも松井の感想や見解です。 

福田先生から、フォローが届きました・・・・・

先日はフロンティア学習会にお声かけくださり、ありがとうございました。
私が学習指導要領について語るなど隔世の感があるなぁと思いつつ、
そういう立場になったのだなと身が引き締まる思いももちながら広島での問題提起に臨みました。

松井先生の「受けとめ」を書いてくださっていることもとてもうれしいです。
対話を継続することができるので。
その呼びかけに2点ほど応答させていただきます。

1つめ。

アクティブ・ラーニングは「方法」から「視点」に位置づけが変化したのだと申し上げました。
そのことによって、
資質・能力の形成と内容の充実との関連を追求する可能性が確保されたとも申し上げました。
他方で、資質・能力の形成を追求することそのものの危険性や国家主義的な内容が
たっぷりと入り込んでいることの問題性を指摘したつもりでおります。

この辺りは、「社会に開かれた教育課程」が謳われるなかで
「教育課程の自主編成」を通した学校づくりを改めて考えていく上でも重要な論点になろうかと思います。

なお、U先生の問題提起とそれへの何人かの先生方の応答に刺激を受けながら、
ここでいうところの「学校づくり」をどのように定義していくかについても、引き続き考えてみようと思います。

2つめ。
PDCAサイクルと「私たちがかなり昔からやってきたこと」との決定的な違いについても指摘したつもりでおります。
それは簡単に言うと、目標の決定過程に参加できるか否かという点です。
そこに参加するということは、「何を」「なぜ」を問うことにも当然つながることだと考えています。

ただ、スタンダードの浸透を「下」から支えているところの、「これ以上傷つかないように」振る舞う教師の苦悩
(もちろん、これは様々な評価による教師の管理やとりわけこの国における1980年代以降の種々の「改革」を通して
つくられたものですが)によって、
その決定過程への参加を「遠慮する」(=誰かに決めてほしい/決められたことには逆らわない)
教師が増えてきていることの問題点もまた提起したかったところでした。

このような状況をいかに乗り越えていくかについて、実践的な方向性を打ち出すこともまた
今回の私の課題であったとは思いますが、それは十分には達成できなかったことがとても悔しいです。 

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第56回広生研大会がありました
    
日時
   2016年8月7日(日)・・・・一日開催


会場
  佐伯区民文化C

日程  8月7日(日)
 10:00 記念講演・・・・・植田一夫先生(滋賀、小学校) 
 13:00 大会基調・・・・クリックで見られます
 





例会・学習会案内  広生研の各サークルの例会案内です  
            広生研が主催する学習会の案内です