薬王堂気まぐれ通信使bU37  2011・10・8〜10
Yakuoudo Capricious Communications Satellite

昔、徳島から淡路島に船で渡ったことが有ります。
闇夜の航行だったことを覚えています。
小さな便船でしたが客は階段を下りた船底に座りました。
約1時間の航海でしたでしょうか!
その時の様子を手持ちの紙に走り画きしました。
そのスケッチをもとに絵を描いたことがあります。


製作の途中、船田玉樹先生に見てもらいましたがこれ以上色をぬるなと筆を止められます。
色を重ねることで絵から伝わってくる印象が薄れると感じたからでしょう。
絵の中に画いた四角い灰皿を見て笑っておられました。

それから33年、再び徳島に行ってきました。


新幹線で岡山に行き児島湾の有る広大な水田の中を鷲羽山に向かいます。
ここは瀬戸大橋線、瀬戸内海の小島に桁をつけてジーゼル車は一気に四国に渡ります
坂出で予讃線に乗り換えて高松まで、、、
流石に高松は町の様子が伺われます。
高松からは高徳線に入ります。
単線だからでしょうか、特急なのに時々駅で車両待ちを強いられます。
岡山から約2時間と少し、やっと徳島に到着しました。
今夜はホテル一夜を過ごします。
次の朝、徳島市は少しかすんでいるようでした。


朝、ホテルから徳島市内


眼下に蒸気機関車専用の方向転換台(円形の部分)が見えます。
なぜ残しているんでしょうか〜!
南側に有る眉山に登ってみましょう。
頂上までロープウエイで10分、
徳島市〜吉野川〜鳴門〜淡路島等が見渡せる展望台が有りました。
眉山公園の植物は人の手で植えられたものが多いようです。
ムクノキは自生していたものでしょうが実をたくさんつけていました。
サンゴジュ
トウネズミモチ
シロダモ
様々なサクラの樹の下にはアキノノゲシが花を咲かせていました。
今の時期、八重桜が花を咲かせています。


なぜ今サクラが開花するのか?


モラエスさんというポルトガル人の銅像が公園内に立っていました。
実は薬学関係の学会に出席するためにやってきたんです。
学会も無事終了、
四国の旅はなんとなく昔を思い出させてくれる・・・
線路上、夕日を追いながら家路についたというわけです。

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