薬王堂気まぐれ通信使bU14  2011・4・16
Yakuoudo Capricious Communications Satellite

我家にもやっと春の気配がしてきました。


ヒトリシズカ(2005年4月中旬・山野峡撮影)


イカリソウシュンランが咲き、ユキモチソウが白い頭(付属体)を覗かせます。
ヒトリシズカも咲き始めました。


            センリョウ属 ・・・  センリョウ
センリョウ科  
            チャラン属 ・・・・・ フタリシズカ  ヒトリシズカ  キビヒトリシズカ 

   
最近の植物図鑑ではこのような分類になっているようです。
センリョウは時々見ますが木本の植物です。
フタリシズカも見ることがあります。
キビヒトリシズカは葉の光沢がヒトリシズカのように鮮やかでない!雄しべに当たる白い花糸?がヒトリシズカよりも長い!石灰岩地域に生育し花期が少し遅い!などの違いがあります。


キビヒトリシズカ(2003年4月撮影)


キビとは岡山県吉備地方のことを指します。
センリョウ科は古い形体の被子植物らしく植物上の分類が難しいようです。

我家の庭のヒトリシズカを載せてみましょう。


花の構造は学者によって違いがありますので私の理解できる範囲で記してみました。


花弁や花被に相当する箇所は無いようです。
雄しべの白い部分が落ちると子房が膨らみます。
唯一、雄しべに当たる三又に分かれた白い糸状のものが花を連想させます。
葉も二枚が対生に並び、下の二枚と交互になってあたかも四枚に見えるという、不思議な草本植物です。
ヒトリシズカのある草本植物の図鑑に木本のセンリョウも一緒に掲載されているという?私には理解し難い不思議な植物です。


          春が来た!
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