薬王堂気まぐれ通信使bU11   2011・3・20
Yakuoudo Capricious Communications Satellite

3月20日、気まぐれ広島人は広島自然観察会に参加します。
午前、9時24分の宇品発、高速艇に乗船し小用に向かいます。


たまには自分の舟以外に乗るのもいいものです。
小用から旧海軍兵学校のある江田島湾に通じる峠を上ります。
ここは昔からの道、古い民家が残っていました。
峠のトップを過ぎて三叉路を右折し古鷹山登山口から登り始めます。


この道は兵学校の生徒さん達が古鷹山にマラソン登山する山道と合流します。
結構きつい山道でしたね。
思い出しながら途中にあった植物を記録してみましょう。
トウダイグサ
クロバイ
ナワシログミ
カクレミノ
ネジキ
アセビ
ヒサカキ
シャリンバイ
トベラ
カゴノキ
コバノミツバツツジ
ゲンカイツツジ
ヒメヤマツツジ
ヤマツツジ
シキミ
ヤブツバキ


小雨の中のヤブツバキ


ホトケノザ
ヒメオドリコソウ
コウヤミズキ
モッコク
ホソバカラスノエンドウ
ノビル
などなど・・・


古鷹山の山頂(376メートル)

今日は教えてもらったマツに関して少し書いてみます。
マツにはアカマツとクロマツがあること、
雌雄同株の常緑落葉高木です。
ではアカマツとクロマツの違いはなんでしょう?
生長すると樹皮が赤褐色となるのがアカマツ、暗黒色になるのがクロマツです。
又、冬芽の部分が赤い微毛で覆われているのがアカマツ白っぽい毛で覆われているのがクロマツ
葉を触って痛いのがクロマツ、痛くなくてひ弱な葉がアカマツといった区別の仕方があるようです。
クロマツの葉はアカマツに比べて太くしっかりしています。
新芽は長枝になるもの、短枝になるものとありますが初夏には新芽の先端に松ぼっくりとなる毬果(雌花)を2〜3個つけます。

毬果は昨年受粉したもの、真ん中から新芽が伸び上がろうとしています。クロマツか?

雄花は長枝の下の部分に集合して咲きます。
今年は寒い冬でしたので新芽の芽立ちは遅いようでした。
それでも新芽の下に昨年受粉した小指代の毬果(いがのある果実)がありました。
更に1年して毬果(きゅうか)はやっと松ぼっくりとなって種を飛ばします
更に1年経って松ぼっくりらしい形となるわけです
マツといっても知らないことばかり・・・


雨に濡れるコウヤミズキの花


今日の山行は雨模様、コウヤミズキの花も濡れています。
切串を出たのが3時過ぎ、寒い一日でしたが気分は壮快、明日からの仕事に頑張れそうです。
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