薬王堂気まぐれ通信使bU05 2011・1・30
Yakuoudo Capricious Communications Satellite
日曜日になると海を見に行きたくなります。
今日は音戸大橋を通って倉橋島に行ってみることにしましょう。
ここは艀、右手に新しい音戸大橋が出来つつあります。
音戸の瀬戸を見下ろすこの場所に何度か来たことがあります。
バイクで来ていた老人と話をしました。
老人:「わしは昔、潜水夫で音戸の瀬戸に何度か潜ったことがありやす。両側の海中は岩場で中心が掘り込まれたガレ場になりそれが続いとるんでがんす。ガレ場と岩場の間にアワビやタコが多いんです。水深は20メートルですが上を舟が通るとスクリュウが頭の上で回ってるようで恐ろしいんでがんす。」
音戸はハゼからタイまで捕れる格好の漁場だと話してくれました。
デビラ(手のひらカレイ)を干す鰯浜
その音戸町にふらりと入ってみることにしました。
ここは鰯浜!
誰もいない狭い路地が迷路のように続いていました。
かつては栄えた場所だったのでしょう。
7年前に音戸町の歴史を話してくれた沖花広一先生は2年前に故人となられたと聞いております。
電柱には1983年からの検査標が釘で打ち付けられています。
年寄りが集まるのでしょう!風呂屋が一軒。
古い民家の前に赤い郵便ポストが目立ちます。
路地を出ると清盛塚、塚の松が枯れそうになったらタコを埋めたら蘇生すると聞いたことがあります。
波多見を過ぎ長谷地区に行ってみました。
右は弁天島 波多見湾の向うは大情島
誰もいない海!
強風の一日でしたが風下のこの地区は穏やかな海が広がります。
弁天島、かつてはこんもりと茂った離れ島でした。
川の水が直接海に流れ込む砂浜、
誰も立ち入っていない白い砂浜、
ハマナデシコとハマボッスの枯れた枝が風に揺れていました。
物言わぬ貝になるのもいい!
島の北側は荒れていました。
釣士田から早瀬大橋を通って能美島に渡ります。
85歳になる叔母の顔を見たころ雪が降りだします。
雪は降る〜♪
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