薬王堂気まぐれ通信使bT85  2010・8・22
Yakuoudo Capricious Communications Satellite

22日、島根県に行きました!
広島自然観察会のメンバーに同行させてもらいました。



広島駅を出発したのが午前8時、約30人乗りのバスで山陽自動車道を北上し三次で下車、赤名を目指し布野経由で国道45号線を走りました。
赤名トンネルは何時ごろ出来たものでしょうか?
それまでは峠道まで登って県境を越えたものでしょう。
出発から約1時間半で島根県の赤名地区に到着しました。
ここは初めてです。
説明版には見当たりませんでしたが赤名湿原にはミソハギが咲いています。
赤い実をつけたヤブデマリ(ガマズミ?)が迎えてくれます。


ミソハギ(茎に毛が多ければエゾミソハギ)の赤い花

湿原には
コバギボウシ
ミツワガシワ
サギソウ
ヘラオモダカ
ハンカイソウ
ミズオトギリ
ワレモコウ
サワギキョウ
ドクゼリ
といった水生植物が見られます。

少し乾燥した土地には
アキノタムラソウ
ガンクビソウ
キクバヤマボクチ
キンミズヒキ
ヤマジノホトトギス


ヤマジノホトトギス


シラヤマギク()
ヤマゼリ
オウレン
マツブサ
ミヤマウズラ
ササユリ
ホウキタケの仲間


ミヤマウズラ

といった植物がありました。

同行させてもらいましたが急に薬草の説明をおおせつかり、いい加減な講話をしてしまいます。反省!

それから島根県民の森に移動しました。
先ずは腹ごしらえ!
川原に下りて暑さに身体を冷やします
同行したお姉さんに茶を立ててもらいます。
流派なし、作法抜き、足を谷水に浸しながら抹茶を楽しみました

ここの地区は人の手が加わっているのでしょう!
いきなりミョウガの群落に出会います。
それに
トチバニンジン
ヤマシャクヤク
ウツボグサ
には説明版がついていました。
それでも


オオキツネノカミソリ


オオキツネノカミソリ
ヌスビトハギ
フジカンゾウ
フシグロセンノオ


フシグロセンノオ


カンアオイ
コアカソ
コバノフユイチゴ
クロタキカズラ
マツカゼソウ
モミジガサ()
ムラサキマユミ
ナンバンハコベ
ノブキ
オオナルコユリ
チゴユリ
シシウド()
ウワバミソウ
といった植物が観察出来ます。
最後にこの地区一帯に自生している盆花=ヒゴタイを紹介します。


今では地区の植物愛好家に保護されながら数株が自生していました。


ヒゴタイとは「平江帯=ひんこうたい」として大和本草に出てくるとか・・肥後の土地の花=ひごですたい!とは私の説です。
別名=ルリタマアザミとか!
ヒゴタイ、されどヒゴタイ。
先週と同じ締めくくりで終わりにいたしましょう。
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