薬王堂気まぐれ通信使bT71  2010・4・25
Yakuoudo Capricious Communications Satellite


25日・日曜日、朝5時に家を出ます。
まだ薄暗い朝ですがそれでもぼんやりと川面が伺えます。
三次から三陽自動車道に入り東城まで高速を使います。
三次盆地は未だ朝霧の中です。
庄原を過ぎると山の斜面から朝日が差し込んできました。


東城で下車、それから帝釈峡を目指します。
帝釈峡・神龍湖湖畔には誰もいないようです。


赤く見えるのが帝釈橋

紅葉橋から火の首という神龍湖に飛び出した部分下に車を停めます
火の首、変わった名称です。
ここには突端の高所に拝み堂があります。
登ってみましょう。
チョウジガマズミは未だ早いようですがそれでも少しずつ開きかけていました。


チョウジガマズミ

チョウセンヒメツゲ
メギ
オニヒョウタンボク()
センボンヤリ
ジュウニヒトエ
チョウジザクラ(花びらが落ちている)
キンキマメザクラ
アマドコロは未だ出たばかり、
それにイチョウシダがありました。
車を置いて歩くことにします。
川下に向かいます。
コクサギ
アケビ

フユザンショウ
ホタルカズラ
ホタルカズラは花が美味しいのかほとんど虫に食べられていました。
ヤマルリソウはホタルカズラとよく似てムラサキ科ですが住み分けて自生しています。
フタバアオイ(花アップ)
ツルカノコソウ
ヤマブキ
カキドオシ
キランソウ
ナガバモミジイチゴ
ラショウモンカズラの花は未だ蕾でした。
スズシロソウ
キビノナワシロイチゴ
このスミレは何という種類でしょうか?
ミヤマハコベ萼が花びらより短く萼や茎に毛が無いのが特徴という!
イチリンソウが陽が射すのを待っているようです。


イチリンソウ

ニリンソウもあります。
この辺りにはヒガンマムシグサとタカハシテンナンショウが混生しています。
タカハシテンナンショウの仏炎苞の先はすこし広がっているのが特徴というが分かりにくい!
オウレンは種を付け、
コバノミツバツツジがやっと咲いていました。
帝釈峡のダム辺りまで来てしまいました。
初めての場所です。
ダムまで行くことにしました。
火の首地区から約3キロは歩いたでしょう。
この辺りにも人が住んでいますから生活が大変だと思われます。
先ず買い物が出来ませんね。
エゾユズリハでしょう、雪に強いユズリハが目立ちます。
帝釈峡ダムに近くなってきました。
ケスハマソウ
ヤブレガサ
ギンリョウソウ
広島県ではミスミソウではなくケスハマソウに分類されています。
オオバイカイカリソウ


オオバイカイカリソウ

石灰岩に生えるヒメカナワラビ
戦前に作られたダムですが何度も改修されたと言われます。
ダム部の谷は非常に狭くなっていました。
この辺りにも人が住んでいるようです。

帝釈ダムより

ダムから登って中国自然遊歩道を歩きます。
こちらは日当たりがいいようです。
誰もいない山道、


飛び出した部分が「火の首」地区


ムクロジの実が落ちています。
時々ミヤマセセリと思われる蝶が足元を飛びます。
ヤマシャクヤク
キブシ
イワシデの葉は出たばかりです。
トリガタハンショウズルの花が咲いています。

トリガタハンショウズル
エンレイソウ
ヤブサンザシ
コンロンソウ
ヒトリシズカ
サンヨウブシ
オオツクバネウツギ
メグスリノキに花が・・
ジンジソウ
クモノスシダ


クモノスシダ 葉の先に子が出来る

コタニワタリ
シロバナネコノメソウ
ユキザサ
カタクリは花が終わり実になっていました。
今日は能く歩きました。
約4時間、山道を一人で歩きました
後20年くらい、この調子で歩ければいいのですが・・・
ホーム   一覧に戻る