薬王堂気まぐれ通信使bT66   2009・3・21
Yakuoudo Capricious Communications Satellite

連休の日曜日、ヒコビア植物観察会に参加してきました。
第492回植物観察会は太田川沿線の飯室(いむろ)から布(ぬの)の間を歩きました。
集合は安佐公民館前、近くの清和中学校に車を停めさせてもらいます。

40人くらい集まったでしょうか!
早速、畦道を観察しながら歩きます
私は耳学問、指導していただく先生の話しに聴き入ります。
知らないことがたくさんありました。
ヒサカキの花は見たことがあります。
しかし陽の当らない幼木の時は雄花をつけ、生長するに従い環境がよくなれば雌花をつける株になるという・・・これは知りませんでした。


ヒサカキの雌花


ヒサカキは性転換をする木というわけです。
道端にはシロバナタンポポが咲いています。
シロバナタンポポは日本に昔からあった種類と言われます。
やや反り返った総苞片の先には突起状のものが見られます。
総苞と萼の区別がよく分かりませんが萼の無い花、セントウソウが雄しべを開いていました。
水の無い水田にはスズメノテッポウが花を咲かせています。
その中にコオニタビラコ黄色の花
ムラサキサギゴケの青い花、
ミドリハコベは雄しべの数がハコベよりも多く種子の表面に円錐状の突起が多くつくらしい。
ノミノフスマの葉裏や茎には毛がありません。
小さなものばかりですが春の息吹きを感じます。
蔓が右巻きのヤマフジがあります。(現代では右巻きと定義されますが牧野富太郎先生の説では左巻き!)
太田川の川縁ではユキヤナギの白い花が咲いていました。


ユキヤナギ


ヤマザクラコバノミツバツツジの花も見られるようになり、キシツツジもちらほら咲いています。
その他にも花は見られませんでしたがイチリンソウと思われる葉、ヘビイチゴの花か?
布まで足を伸ばし砂州で昼食にしました。


布の太田川砂州 正面の山が布冠山


昔からの顔なじみはほとんどいなくなりました。
シダ植物に詳しい友人が一人いるだけ!30年前からの顔見知りです。
布冠山は600mを越す険しい単峰、友人は何度か登ったと言います。
布から高畑〜川井と入り長沢に抜ける峠を通ることにしました。
初めてのコースです。
ここにはアマナがありました。
アマナは野生のチューリップ。


アマナ

シュンラン
ヤクシソウ
タガラシ
ワサビ
ネコノメソウ
セキショウ 花のアップ
フウロケマン


春は確実にやってきているようです。
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