薬王堂気まぐれ通信使bT61   2010・2・14
Yakuoudo Capricious Communications Satellite

人とのつながりは大切ですが時として煩わしく感じることもあります。
そんな時、私は一人で自然の中に身を置くことにしています。(何時もか?)
自然を感じられる場所に行くことにしました。
何もなかった場所に家が建ち海岸線は無くなりました
かつて静かだった場所も電車と自動車の騒音で騒がしくなります。
それでも人里を離れれば静寂を感じることが出来る場所が残っています。


冬の吉郷大池


西条盆地に流れ込む水源池


場所は東広島市、
水面のかすかな色の変化に風を感じることが出来ます。
しばらく湖畔で休んでいました。
今は眠りの時、植物は次代に託して実をつけていました。
ミヤマガマズミでしょうか?
ヒサカキ
テリハノイバラ
ヌルデ
ひときわ目立つサルトリイバラの実。


サルトリイバラ


学生時代、ユリ科(Liliaceae)と習いました。
ところが最近ではサルトリイバラ科(Smilacaceae)として独立した科(Family)に分類されています。
時代は変わるものですね!
漢方では昔から薬として利用されてきたようです。
サンキライ(雄花?)とは山帰来、
近い植物のケナシサルトリイバラを中国では山帰来にあて神経痛やリウマチの病気に使用してきました。
日本では昔からサルトリイバラの根茎を梅毒や淋病に利用しています。
生薬名を和山帰来としています。
葉は防腐の為か?餅の皮に使われます。
サンキライの実を割ってみました。


サンキライの種子


光沢のある実が5個、出てきました。
明日の芽生えを待つかのように赤く充実していました。
ホーム   一覧に戻る