薬王堂気まぐれ通信使bT51   2009・11・29
Yakuoudo Capricious Communications Satellite

今日は広島県の西部中央にある大峯山(1050メートル)に登ることにしました。
初めての山です。
ここには珍しい植物があると聞きますが今は秋、来年に友人の誘いを待ちましょう!
廿日市から明石峠にさしかかる付近の山は紅葉に彩られていました。


遠く中央の山が大峯山

佐伯町に入り玖島川に沿って右折しますが地域の爺さん大峯山の登山道のことを聞きます。

「大峯山に行こうと思ちょりますが、どうやって行きゃあ〜ええですか?」

「そりゃあの、ここを真っ直ぐ行って、突き当りをの、右に行かんで左に行って・・・」

随分、左折が多い返答でした。
平谷という集落を過ぎると路は蛇行し車一台がやっと通れる山道です。
紅葉した葉が残る静かな林が現れます。


峠を越して直ぐに左折する砂利道に入ります。
大峯山を裏側から登頂するコースです。
やっと一台分の駐車スペースに車を停めて歩き始めます。
ここは標高700メートル辺りでしょう。

コハウチワカエデの紅葉

サルナシコハウチワカエデシロモジホオノキといった樹木があるようです。
標高が高くなるに従って葉を落とした樹林帯になってきました。
頂上付近の林床にはクマザサがあり枝が匍匐するツルミヤマシキミ(ミカン科)が生えています。
ミヤマシグレ(スイカズラ科)の赤い葉が何とか残っています。
岩に根を張るこの植物は下から見るかぎり、シキミ(シキミ科)のような?ヤマグルマ(ヤマグルマ科)のような?・・何歳なんでしょう!
歩き始めて約1時間、頂上付近に到着します。
がんばれ!最後の岩登りだ
頂上からは360度を見渡せる絶景でしたね。


頂上より南方面! 遠く瀬戸内海の島々。


右下の平谷から遠く瀬戸内海の島々。
その右には渡ノ瀬貯水池から三倉岳、更に北方面を見ると吉和冠山から女鹿平山のスキー場が見えます。
北東に目をやりますと湯来温泉郷のある中国山地です。
空気が美味しい!


頂上より北方面! 遠くは三陰、日本海。


頂上の岩場には冬を迎える植物がちらほら、ゲンカイツツジでしょうか?
ホツツジクロモジリョウブヌルデノリウツギカマツカヒメツゲダイセンミツバツツジの樹があります。
ツツジ科の小葉をつけた植物は何でしょう?
岩場のシダ地衣類は名前が判りませんでしたね。
アセビの常緑葉の向うに平谷集落を見て下山します。
何時の日か、もう一度、来てみたい!
湯来方面に車を走らせ帰路につきました。

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