薬王堂気まぐれ通信使bT42  2009・9・27
Yakuoudo Capricious Communications Satellite

9月27日、広島県薬務課と県薬剤師会が主催する「薬草に親しむ会」は今年で44回目を迎えます。
私の所属する広島漢方研究会も協力団体として講師派遣や準備などに協力しています。
一度だけ参加しなかったことがありましたが33年前からお付き合いさせていただいております。
今年は彼岸花の咲く吉舎町の安田地区で行われました。
白木街道を北上し吉舎町を目指します。


安田駅から初めての踏み切り 9時16分発三次行き


辺鄙な所にも拘らず多くの一般参加者(約250名)がありました。
嬉しいですね〜!
講師も9名、一人約25〜30名を引率して薬草の説明をしなければいけません。
私も長く講師をさせていただいておりますが毎回初心に還り、間違わないように気をつけてお話しすることにしています。
それと聴く人にとって役立つお話し!という事にも留意しています。


観察会の様子


私の班は25名くらいでしたね。
長年の経験から他の講師が引率する班と重ならないようバランスをとって歩きます。
まあ、時間調節斑とでも言いましょうか!
それでいて皆に興味を持っていただく!これが大切です。

早朝、会の始まる前に安田JR駅に行ってみました。
9時16分発三次行きのジーゼル車は一両でした。
中を見ると3〜4人ほどしか乗っていないようです。
福塩線8往復の列車ダイヤでは早朝の学生が乗り降りすることを考えても収益が上がる路線ではなさそうです。
畑の目立つメインストリートを曲がれ安田駅が目に入りました。
もちろん無人駅、かつては駅長さんが居たんでしょうね。


JR安田駅


薬草に親しむ会に戻りましょう。
川上に路を約1キロ歩きました。
途中見た植物をあげてみます。

ダイコンソウ
ミゾソバ
アオツヅラフジ
ミズヒキ
オトコエシ
キバナアキギリ
シラヤマギク
ツリガネニンジン
オオユウガギク(シロヨメナ?)
ヤマジノホトトギス
ヤマハッカ
ツリフネソウ
ウバユリ
ゲンノショウコ
イブキボウフウ
カラムシ
イヌガラシ
など・・・順不動(見た順)

そのほか画像はありませんが アカソ・アカメガシワ・アキノキリンソウ・アケビ・イタドリ・イノコズチ(ヒカゲイノコズチ)・ウツギ・オオバコ・オニドコロ・カキドオシ・カジノキ・ガマズミ(ミヤマガマズミ)・キクバヤマボクチ・キツネノマゴ・ギボウシ・キンミズヒキ・クズ・クリ・クワ(ヤマグワ)・コアカソ・コマツナギ・サルトリイバラ・シオデ・シシウド・ジャノヒゲ・スイバ・スイカズラ・セイタカアワダチソウ・タカサブロウ・ダンドボロギク・チャ・ドクダミ・ナラガシワ・ヌスビトハギ・ヌルデ・ネムノキ・ノイバラ・ヒシ・ヒヨドリバナ・フキ・フジ(ヤマフジ?)・ヘクソカズラ・ミツバアケビ・ヤマウルシなど・・・五十音順
が目に入ります。
終了後、一人でもう一度同じを歩いてみます。
シュウカイドウの花が静かに咲いていました。


シュウカイドウ(雄花)


シュウカイドウは江戸時代に入ってきた帰化植物とされています。
同じ株に雌花が垂れていました。
サイハイランが葉だけになって傍にサワギクか?黄色のキク科植物の名前は分かりませんでした。
来年もぜひ参加したいと思っています。
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