薬王堂気まぐれ通信使bT36   2009・8・15〜16
Yakuoudo Capricious Communications Satellite

8月15日、今日はお盆です。
気まぐれ広島人夫婦は連れ立ってドライブすることにしました。
行き先は三瓶山。


山陽自動車道は混雑していましたね!
登り方面はのろのろ運転で高速道路とは思えませんでした。
私の車は未だETCシステムを着けていませんので芸備線に沿い一般道を走ります
三次を過ぎ、布野の町で一服、中村憲吉さんの旧家を見て赤名峠を過ぎ島根県に入ります。
島根県は広島県とは違いなんとなくのんびりしています。


気まぐれ広島人:「明日は晴れそうだ!」

そう、空は雲に覆われて少し雨がフロントガラスを濡らします。

妻:「あんたの勘は天気だけはよく当るからね!」

一言多い!
そんなわけで車中から三瓶温泉郷に電話をします。
一軒だけ宿泊できる旅館がありました。
こちらの条件は、かけ流しの温泉に入れること!
夕食は無いけれど朝食の付いた素泊まり、一人7千円と言う!
まあいいか!

三瓶温泉のある地区に到着します。
女三瓶山に至るスキー場リフトを利用して大平山に行ってみました。
女三瓶〜男三瓶〜子三瓶〜孫三瓶の外輪山の真ん中がくぼんで湿地になっているようです。


中央が子三瓶山


山の成り立ちは途中の看板で見ることが出来ました。
牛を見ながらリフトで下山します。
浮布湖でオオマリコケムシとかいう外来の肛中動物をはじめて見ます。
淡水に住むサンゴに似た生物のようです。
宿に着きました
部屋はあまり誉めたものではありませんでしたが、かけ流しの風呂は快適でした。
水温37度で一晩中入れると言います。
少し肌寒い温度でしたが浸かっていると暖かい・・・
全く沸かしていない源泉からの直接の温泉水だとか!
その夜はゆっくり寝ましたね。
16日早朝、5時半に起床しまして源泉地域に行ってみることにします。
急な坂道を登ると温泉特有の白濁した池に到着しました。


その上に源泉を貯める施設が有りました。
更に登ると湯気の昇るヤブがあります。
その上には温泉を集めるタンクが有って温泉水がほとばしり出ています。
もったいない!
着替えは持っていませんでしたので顔でも洗いましょう
あたりは温泉の気配のするぬかるんだ湿地でした。
ここでも花を咲かせる植物が有りました。
ミズギクに似たキク科の植物でした。
その他にフシグロセンノウカナムグラマタタビサルナシホツツジキツネノカミソリガマズミツリフネソウサイヨウシャジンヤマハッカクジャクシダなどが見られます。
ヤマナシかと見ましたがどうも人が持ち込んで野生化した梨の木のようです。
実を持ち帰り半割りにして食べてみましたら二十世紀梨の味がします。
サルナシの輪切りはキウイフルーツに似ています。
下山途中、スギの林にカワミドリを見つけます。


シソ科のカワミドリは「カッコウ」として薬用とする植物です。
パチョリにも似ているという・・きれいでしたね!
動物では温泉の中を泳ぐヤマカガシ?・ミヤマクワガタ・死んだタマムシチョンギース?・マイマイカブリ!など・・この分野はあまり詳しくは有りません。
朝食を済ませ定めの松を見ながら三瓶山を一周してみます。


コオニユリの咲く草原


草原には、コオニユリやカワラナデシコオトギリソウママコナの花が咲いていました。
大田市に向かい山道をうろつきます。
途中の山中でペットイノシシを飼う人に出会います。
道にはクサガメ年寄りか?
臭くはありませんでした。
日本の自然もまだまだ見るものがたくさんあるようです。
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