薬王堂気まぐれ通信使bT29   2009・6・24
Yakuoudo Capricious Communications Satellite


蛍が見たいと言う。
6時前に自宅を出て芸備線を北に上ります
沈む太陽を左に見ながら
瀬戸内海と日本海の分水嶺を過ぎ
三次にさしかかったのは午後7時過ぎだったでしょう、
そこから54号線を北に進みます。
君田に入り、蛍の飛ぶ水辺に着いたのが8時前、カメラチェックをします。
ASA1200〜1600と高感度に設定します。
絞3,5、露出は30秒、それ以上には出来ないようです。
試しに未だほんのり明かりのある水辺を撮影します。


30秒の露出は水辺を明るく写し出しました。
そのうち、頭上に蛍が・・・
望遠域にしてみます。

ほ〜お〜ほ〜お〜♪ ほたる飛んで来い〜♪

蛍は静かに辺りを飛び始めました。



北海道には蛍はいないと言う。
初めての蛍との出会い。
君田の湯に浸かりながら当地出身の歌人・中村憲吉の短歌を思い出します。


      ふの   はざま                             かはとさや
夏されば、布野の狭間の、ふるき里、ふかく日暮れて、河音清けむ

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