薬王堂気まぐれ通信使bT23  2009・5・4〜5
Yakuoudo Capricious Communications Satellite

5月の連休、皆さん、如何お過ごしでしたでしょうか!
4日、私は友人と二人で瀬戸内海ぶらり釣りの旅に出ました。


海上は人気が無くてよかったですね〜
一泊するかもしれませんので燃料をしっかり積み込みます。
午後2時過ぎ、広島湾を抜け阿多田島を目指します。


この島はハマチの養殖をしています。
牡蠣イカダに船を繋いで釣りを開始しました。
友人は早速フグを釣り上げます
このくらいのフグだったら刺身に出来ますね〜
フグ・アジ・タイなどを釣って暗くなるのを待ちます。
午後6時過ぎ、今夜はメバルを釣る予定です。
保高島をを目指して船を進めました
手島・保高島に着く頃には辺りは暗くなっていました。
汐と風と海流を読み、碇を下ろして船を固定します。
五感をフルに使っての操作です。
メバルは5〜10メートルの流れの速い岩場に生息しています。
ゴカイをつけての餌釣りをします。
ゴカイは微妙に蛍光を発し夜の海で振動します。
これをめがけてメバルが食いつくんですね〜
友人は早速メバルを釣り上げます。
なかなかいい形のメバルですね。
私にはタイクロがきました。
もう少し大きくないといけませんね!
2〜3時間釣りましたでしょうか!
イケスは一杯になりました。
11時近くになりましたので近くの漁港に入って停泊することにします。
波止に船を結んで今夜の宴会です。
友人はメバルとアジを取り上げて刺身をつくります
手際がいいですね〜
先ほどまで泳いでいた魚をつまみにビールが美味しい!
乾杯・・・


今夜は狭いながら船内で宿泊です。
おやすみ、zzzz・・・

5日、午前7時、島に上がって様子を見ることにしましょう。
私はこの島に何度か上陸しています。
端島、人口は50人位のものでしょうか?
子供もいます。
端島小学校には3人くらいの小学生がいると言う?
朝一便、午後二便の定期船が到着する船着場に向かいます。
魚釣りについての注意書きがありました。
掃除をしていたおばさんが言います。
「15センチ以下と言ってもね〜釣り上げた魚をまた逃がすなんてもったいないもんね〜!」
端島の船も古いものが多いようです。
小学校方面に歩いてみました。
神社の側に見慣れない植物がありました。
ムサシアブミです。
先日からサトイモ科・テンナンショウ属の植物を紹介してきましたがムサシアブミもその仲間です。
随分立派な花(仏炎苞)が咲いていました。


ムサシアブミの仏炎苞(花)


ムサシとは武蔵のことでしょう。
アブミとは馬に乗る時に足を支える部分のこと!
そっくりですね。
島内を探検してみます。
高台に上りました。


向うに見えるのは柱島


向うに見える島は柱島、人が住んでいるのは反対側です。
島内唯一の店に行くことにします。
未だ早かったようです。
自動販売機で朝のコーヒーを買って・・ここには公衆電話があるようですね。
新緑の島を離れて周防大島を目指しました
その前に浮島(うかしま)があります。
私は未だこの島には上陸したことが無い!
江の浦港に上陸してみます。


ここはタコ漁が盛んなんでしょう。
タコツボを運んでいます。
漁港を見ながら島内散策です。
島独特の民家がありました。
風波をしのぐ為に屋根は低く石の塀がしてあります。
ばあさん達ものんびりしていましたね。
海岸にはキク科の外来植物でしょうか!
シランが紫色の花を咲かせていました。
漁協が経営するガソリンスタンドも連休中は休みのようでした。
浮島を離れ一路、大島・伊保田港を目指します
途中、去年立ち寄った戦艦陸奥記念館の前を通過します。
伊保田港、、
ここにも上陸してみましょう。
随分、辺鄙な場所のようです。


伊保田の街路


小さな店で氷とバナナ(かなり蒸れてた!)を仕入れて南の先端、雨降を過ぎた海域にさしかかります。
20年前は魚が多く、スナメリ鯨が泳ぐ豊饒の海でした。
海流が川のように流れます。


小さな島に樹木があります。
これは海岸にあるこの地方独特のヒノキ科・ネズミサシ属・ハイビャクシンです。
昔は大島でも見られたそうですが今はこの島でしか確認できません。
情島の前では渦汐が見れます。
この島にも何度か上陸したことがあります。
柱島を左に見ながら広島県・倉橋島に向かいます。
五番灯台では丁度、大ダイを釣る時期です。


五番灯台で大ダイを釣る!


船はくじ引きで並ぶ順を決めます。
大きなタイが釣れている事でしょう。
倉橋島を過ぎ水晶を取りにいく能美島の岩場を見ながら呉湾に進行します。
私の生まれた大君地区の前で停泊して帰りの準備をすることにしました。
しかしこの男は最後までよく釣るな!
海はストレス解消にもってこいの場所です。


午後4時、港に到着と同時に春の雨が降り出しました。
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