薬王堂気まぐれ通信使bT11   2009・2・10〜11
Yakuoudo Capricious Communications Satellite

2月10日火曜日、仕事が終わったのが5時過ぎ、今夜は海に宿をとる事にします。
6時に出航、風の無い冬の瀬戸内海でした。

向宇品にあるプリンスホテルを見ながら船を進めます
先日、ようやく装備したGPSと魚探ですが、私には似合わないと妻は言います。
それはそうでしょう!全く使い方が分からない?
宮島に日は沈み広島湾は漆黒の暗闇に突入しようとしています。
約40分航行して今夜の停泊地、カキ筏に到着します。
先ずは腹ごしらえからいたしましょう。
今夜はウドンでしたね。
アナゴが美味しい季節になりました。
今年のアナゴはどうでしょうか?
先ず、一匹
うん、今年もなかなか形のいいアナゴが獲れるようです。
潮の加減で夜中の12時頃には釣れなくなります。
これくらいにいたしましょう。
今夜は満月、対岸の漁村の上に月は昇ります。

12時、就寝です。
それにしても寒い夜でした。
ZZZZ・・・・

午前5時、あたりはまだ暗闇でしたが西に移動した月が無人島を黒く浮かび上がらせます
露光が長いために船の上からの撮影はあたりをぼんやりと滲ませます。
少し明るくなりました。
午前6時半(11日水曜日・建国記念日)、カキ筏にカキ採取の吊り上げ船がやってきました。
移動しなくてもいい!と言います。
じゃあ〜どうやってカキを吊り上げるのか見物させてもらいましょう。
先ず、吊り上げるカキの蔓を十本ほど集めて束ねます
その前に振動で落下するカキを集めるために大きな網を沈めます
吊り上げるロープは竹筏の外側からくぐらせて集めたカキ束の針金に括り付けます。
筏の外側に移動されたカキの束はゆっくりと吊り上げられます。
こうやって採取するんだ!

それにしてもこの寒い時期のきつい仕事、ご苦労様ですね。
船がカキで満たされると最後に網を引き上げます
そんなに多い量ではありませんでしたが落下したカキが入っていました。
タコを釣って今日は帰ることにしましょう。
荒磯に鵜が数羽、休んでいました。


アナゴの骨煎餅
アナゴの蒲焼
タコの刺身
タコの卵はもっちりとした美味しさです。

自給自足!満ち足りた夕食でした。
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