薬王堂気まぐれ通信使510   2009・2・1
Yakuoudo Capricious Communications Satellite

2月1日、日曜日、数日前からの寒波襲来で日本中は大荒れの天気でした。
午前8時過ぎ、荒海の中、昨夜からアナゴ釣りに出かけている釣り仲間に電話します。
便利になりましたね。
携帯電話で海上と交信が出来るからです。

気まぐれ広島人:「波はどう?風は無い?」

釣り仲間:「今のところいいみたいよ・・・」

気まぐれ広島人: よし、出かけてみよう!

曇天ながら内海の宇品を通過する頃は波風も穏やかでした。


宇品沖 午前9時過ぎ


底引きの船ものんびりと網を引いています。
10時前、阿多田島に到着します。
釣り仲間は已にタコを数匹上げたと言います。
電話では聞かなかったのですが昨夜は相当荒れ模様でその中、アナゴを一人30匹ほど釣ったと言う・・・


好きですね〜
人のことは言えないか!
そのうち、波風は次第にひどくなりカキ筏につなぐロープが外れるほどになりました。
仲間も帰ってしまいました。
この荒波での釣りは不可能でした。
阿多田島の湾内に先ず入ってみましょう。
人が住む地域はここだけ!
島の小学校に通う児童は僅かと聞きます。
病院も無く最近、年寄りの医師が一人、この島に来たという!
45年前に来た時にはこんな橋も無くきれいな水と砂浜だけが広がる島でした。
港を出ると大荒れの海です。
遠くにヨットが一艘、風にあおられるのはいいけど帰ってくるのは至難の業です。


やっと風下のカキ筏に係留して昼飯にします。
今日は一匹も魚が釣れませんでした。
これを「ぼうず」だったと言います。
ぼうず=坊主=つるつる頭=何にも無い!=釣れなかった!・・となるわけですね。
夕日の広島湾を見るために黄金山に登ってみます。


少し望遠にしてみましょう。
宇品の港にはフェリーが入っています。
午後5時半、太陽はやっと山に隠れます。

随分、日が長くなってきました。
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