薬王堂気まぐれ通信使bT03   2008・12・7
Yakuoudo Capricious Communications Satellite

7日の日曜日、私は海に出ます
なぜかって?
広島湾の出口で中国船籍の貨物船が40ほどのカキ筏(いかだ)に衝突し一億円相当の被害を出したという!
それなら見に行かなければ・・・
今はカキの出荷直前だというのに〜〜

まあ、派手にやってますね〜
沈んだカキは引き上げても商品にはならないと言います。
海底の魚たちの餌になるんでしょうか?それとも沈んだまま私は貝になりたいになるんでしょうか?

さて、今日は皆さんに魚釣りについてご教示いたしましょう。
釣竿は高価なものがいい訳では有りませんよ!
一本、1500円くらいの安価な釣竿で充分です。
餌の冷凍オキアミをハリに付けて、さ〜仕掛けを海に投げ込んでみますよ。

ジ〜と海底の感触を確かめながら根がかり(引っ掛かること!)しないように時々持ち上げます。
クククッ!
魚が餌に食いついたようです。
竿先がグッ〜と曲がりこみます。
ゆっくり、ゆっくり揚げますと〜ほら〜、魚が・・・
あちゃ〜、こんなに釣れちゃった〜!
20年前からすると魚の数は随分減りましたが、まだまだ瀬戸内海は自然の宝庫ですね。
数日分の晩のおかずが釣れました。
このくらいにしておきましょうね。
クラゲに圧倒されてじっと海を見つめます。
人類が出現するずっと前からクラゲ達は世代交代を繰り返してきたのでしょう。
あれ!見慣れない海鳥がいますね〜!
それも3羽・・・


近づいてみましょう。
飛ぶ気配はないようですが、近づくと潜る姿勢に入りました。
3羽とも潜りました。

小型のペンギンのようなカンムリウミスズメ!

船で追ってみます。
空気を出しているのでしょう、海面に気泡が現れます。
真っ直ぐに泡が続きますので水面下では直進しているようです。
船を近づけますが方向を変える気配はありませんでした。
水面下30〜50センチをまるでペンギンのような姿で泳ぎます。
海面に頭をもたげてこちらに近いのが判ると反対方向にまた潜ります。
名前はわかりませんでしたが動物に詳しい人の掲示板で聞いてみました。
なんと、天然記念物のカンムリウミスズメだということ!


カンムリウミスズメ (3羽中の2羽、手前の個体は親鳥に守られた幼鳥に見えるけれど?・・・独断!)


カンムリウミスズメ
チドリ目 ウミスズメ科
英名 Japanese Murrelet と呼ばれる、
世界での推定個体数、1000〜2500羽、
現在継続的減少をたどる天然記念物、絶滅危惧U類(VU) レッドデータリストにあげられる貴重な鳥だったんです。
北に生息するツノメドリ、エトピリカなどと同科の貴重種だったんですね!
上関原発訴訟では原告に上げられているほどの重要人物?でもあります。
『犬も歩けば棒に当る!』ですね。
近海の瀬戸内海は世界に稀な自然の宝庫です。
これからも貴重な自然を壊さぬよう楽しまなければいけません。

さ〜!帰ろう・・・

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