薬王堂気まぐれ通信使bS84  2008・7・16
Yakuoudo Capricious Communications Satellite

7月16日・午前中にルツェルンの市内観光をした後、我々は湖畔のブリエンツという街に移動しました。

↑ブリエンツまでの移動時間はバスで1,5時間、そこで昼食にします。
実は今日が気まぐれ広島人の59歳の誕生日、パンプキンのスープに始まり当地のソーセージが出てくるとスイスに来たのだな!と言う感じになり食事も美味しく思えました。
昼食のあとはブリエンツ発の登山列車でロートホルン(2350m)に登ることになりました。

お〜ブレネリ、あなたのおうちはどこ〜

私のおうちは、スイッツランドよ〜♪

きれいな、湖畔のほとりなのよ〜♪

ヤッホ〜ホトランド〜♪ ヤッホホトランド〜♪

アンティークな登山列車はオイルで蒸気機関を動かしているとのこと、途中で水を補給しながらごとごとと進みます。
列車からは日本でもおなじみのアカバナ科・ヤナギランや黄色のリンドウ科植物(ゲンチアナ・ルテア)が見られます。
車窓からはオミナエシ科カノコソウらしき植物も見られます。
高度が増すごとにスイスアルプスのパノラマが広がってきました。
乗客からは驚きの声が出始めます。

ロートホルン頂上付近まで列車は上ります
登山列車は車輪ギアとレールのミゾがしっかりと食い込んで登坂するアブト式です。
トップまでの300メートルの道には新雪が見られ色々な高山植物があります。
デカタチドリによく似たラン科の植物。
真っ青なリンドウ科の植物(ゲンチアナ・ウェルナ)、リンドウ科で大きな花(ゲンチアナ・コキアナ?)らしきもの。
キキョウ科シデシャジンによく似た悪魔の爪と呼ばれるビュテウマ・オルビクラレ、キキョウ科イワギキョウに似た花。
キク科エゾコウゾリナにそっくりの黄色い花、マーガレットに似た白いキクアザミの種類、葉先が鋭いアルプス・アザミと呼ばれるもの、黄色い花のウサギギクに似たものや高山性のタンポポチョウノスケソウ白いキクの仲間.。
バラ科のチングルマに近い種類が見られます。
そのほかムラサキ科のワスレナグサ
キンポウゲ科のアネモネの種類、黄色い花のミヤマキンポウゲに近い種類。
マメ科シロツメクサに似た黄色い花と同科のミヤマオウギに似た花。
ビャクダン科カナビキソウに似た植物。
ナデシコ科の高山性ミミナグサクキナシマンテマと呼ばれているもの。
ゴマノハグサ科ミヤマクワガタに近い種類や高山性タカネシオガマヒキヨモギに似た種類。
タデ科のハルトラノオイブキトラノオに似た植物。
シソ科イブキジャコウソウに思えるもの。
セリ科ノダケに似た植物など・・・。

遠くにアイガー、メンヒ、ユングフラウと氷河をまとった山並みが見渡せます。
素晴らしい景色でした。

中央辺りがアイガー・メンヒ・ユングフラウのある山並み


同じ列車で下山してブリエンツ湖とツーン湖を結ぶ川を見ながら今夜の宿泊地=グリンデルワルトに向かいます。
グリンデルワルトはアイガー北壁の東側すそ野に位置し、ホテルの前はスイス独特の民家があって山並みを見ながら食事を楽しめます。

グリンデルワルトのホテルから

今夜は誕生日、差し入れのビールも美味しく昨日のエアーフランスからの荷物も届き上機嫌といったところでしたが日本からの疲れと寝不足、不摂生がたたったのかその夜から咳を伴った風邪気味となりました。
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