薬王堂気まぐれ通信使bS81  2008・6・29
Yakuoudo Capricious Communications Satellite

20年前、気まぐれ広島人は中国の四川省に行った事があります。
成都中医学院の総合病院において中国伝統医学の研修をさせてもらいました。
その時、立位の姿勢に股間の痛みを覚えました。
帰国して一年間、股間の痛み(脱腸)は次第に増してきます。
ある時、イギリスの友人三人と四国の瓶が森に行こうということになりました。
男性は私を含めて三人、女性が一人でした。
早朝、四国行きのフェリー乗り場で待ち合わせます。
出発の時間になっても二人の男性が来ません。
仕方なくイギリス人女性と二人で瓶が森に行くことになりました。
つたない英語であれこれと話しますが疲れましたね〜
瓶が森頂上部付近は約1900メートルの笹林が広がります。
眼前に霊峰=石鎚山が見えます。
そこの山小屋に二人で泊まることになったんですね。
もちろん部屋は違うのですが朝方早く、彼女が私の部屋に入ってきたんです。
ドキドキしましたね〜
で、私は脱腸帯を蒲団の横の壁にかけていたんです。
彼女は私の蒲団にもぐりこみながら脱腸帯を手に取ります。

What is this?

そのうち、くんくん臭い出すじゃあ〜ありませんか!
止めて〜と思いましたが、結局、二人の間にはその後、何事も起こらなく終わったと言う・・・
今思うと脱腸帯が無かったらいい雰囲気になっていたのに〜!後悔仕切りです。
振り返りますと男性二人が来なかったのも彼らの思惑だったようです。

瓶が森を下山してしばらくしてから私は右側のソケイヘルニア(脱腸)の手術をします。

瓶が森の山小屋の窓から



18年経過した今年の初旬、今度は左の股間に脱腸の気配を感じました。
元来、ソケイ部の結合組織が軟弱な体質なんでしょう。
先週の6月24日から総合病院に入院して手術をしてもらったのです。
この度は伸縮バンテージを改良して自家製の脱腸帯を作成し日頃から使用していました。
前回の手術では開裂した部分をしっかり縫ってもらったのですが今回はクーゲルパッチとか言う腹圧を受け止める板を埋め込む方法でした。
再発がほとんどないと言います。
術前、前回と変わってなかったのはこれでした。
看護婦さん・・・! もっと〜、 しっかり、 やってチョ!
手術中もデジカメ撮影に挑戦しようと思いましたが今回は全身麻酔で撮影できませんでした。
目覚めたら手術は終了し一日、点滴をしながらベットに釘付けです。
この時期、じっとするのも暑かったですね。
一日経って動けるようになっても点滴をしながらの行動です。
ベットでは日頃読めない本を読みました。
朝昼夕夜至福の時間でも有ったのです。
時時、院内を飲食物販売の手押し車が通ります。
手術を受けながらも自家業である漢方薬だけは煎じて服用しました。
当帰黄耆建中湯といい術後の回復を助けます。
そのうち、じっとしてるのがつらくなります。

近くの港

ここからは想像の領域ですが・・・

自然も見てみたい
寿司も食べてみたい
走る電車にも乗ってみたい!と言うのが人情でしょう。
術後に早く平癒して今までどうりの仕事に復帰する準備を整えなければいけません。
病院の庭にはクチナシが咲き、アカメガシワの葉にテントウムシが来ていました。

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