薬王堂気まぐれ通信使bS77  2008・5・25
Yakuoudo Capricious Communications Satellite

25日、前日からの雨が残る日でした。
私は3つの所用(大阪行き・瀬戸内海行き)が重なった日でしたが神之瀬川(じんのせ・三次市君田町・神野瀬とも表示)に行くことにします。
当日はヒコビア植物観察会がある日です。
午前6時に家を出まして沓ヶ原調整池に到着したのが8時頃でした。
霧雨に濡れながら池の周りを一人で散策してみます。
一週間部屋に閉じこもっていますと自然の中に入り込む幸せを感じます。
神之瀬川を上ってみました。
高暮ダムに到着します。
5〜6年ぶりでしょうか!
静かな湖面は何もなかったかのように朝を迎えていました。

途中、気のついた動植物を載せてみましょう。
道路わきの小さな水溜りにモリアオガエルが卵を産んでいます。
泡からこぼれた卵はもう分裂を始めているようです。
ゆっくりと歩くのはザトウムシでしょうか!
野生のラン科の植物が見ごろでした。
エビネは2〜3箇所で確認しました。
場所によって花の色や形が違っています。
高山にしか咲かないエビネを盗掘して下界に持って行かないでほしい!
ランの仲間はそこの土地にしか生育できない環境があると言われます。

エビネ

コケイランも花盛りでした。
小さな美しい花ですがあちこちにあるので珍重されてない蘭です。
まだ蕾だったサイハイランもあります。
今日は神之瀬川周辺で見つけた植物を科ごとに紹介してみましょう。
先ずは草本と木本に別けてみます。

木本

ミズキ科

ミズキ
ヤマボウシ
ハナイカダ雌花(雄花)

ユキノシタ科

ツルアジサイ(別名=ゴトウズル)
コアジサイ
イワガラミ

スイカズラ科

ヤブデマリ
タニウツギ

満開のタニウツギ


クスノキ科

ダンコウバイ
ウスゲクロモジ

ニシキギ科

ツルウメモドキ(オオツルウメモドキ?)
ツルマサキ

エゴノキ科

ハクウンボク

マメ科

ユクノキ(ハネミイヌエンジュ?フジキ?不思議?)

ゴマノハグサ科

キリ

クロタキカズラ科

クロタキカズラ (雄花)

クルミ科

オニグルミ (雌花のアップ 同じ木から落下した雄しべ)

ハイノキ科

タンナサワフタギ

カエデ科

チドリノキ

ブナ科

ウラジロガシ

バラ科

ウワミズザクラ

草本

キク科

ミヤマヨメナ

ノアザミ

シソ科

コバノタツナミ(?)

ラショウモンカズラ

イラクサ科

ミヤマイラクサ

ウワバミソウ

ユリ科

ナルコユリ

タチシオデ

ユキノシタ科

ジンジソウ

センリョウ科

フタリシズカ (一人静香?・かしまし静香カメイシズカ!)

ツヅラフジ科

ツヅラフジ(別名=オオツヅラフジ)

キンポウゲ科

サンインシロカネソウ

ムラサキ科

ミズタビラコ

サトイモ科

テンナンショウ(同定不可)

ウコギ科

トチバニンジン (一葉三裂のもの)

圃場整備されていない昔ながらの畦のある水田


普段は植物名を認識するのがやっとで科名まで意識しませんでした。
しかし色々な植物が有るものです。

田植えの終わった農家の前で

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