薬王堂気まぐれ通信使 bS76  2008・5・18
Yakuoudo Capricious Communications Satellite

18日の早朝、私は海に出ます
好きなんですね〜
日が昇るのが早くなりました。

今日は瀬戸内ならではの漁の仕方を紹介してみましょう。
但しこの漁は危険を伴うので禁止されているかもしれません。
漁の名前は「鉄砲!」と言います。
カキ筏の下では大きなクロダイ(チヌ)が縄張りを持っています。
カキに付くカニやエビなどの小動物は彼らの餌になるからです。
それを狙って獲るというわけですね。
強力なゴムで発射できるモリ(ガン突き)を用意します。
縄張り意識の強いクロダイは、木で出来た偽の魚を海に投入しますと追い払おうと近づいてきます。
それをめがけて鉄砲を発射するというわけ・・・

カキ筏の上は滑りやすく足を踏みはずす人がいるためこの漁は危険を伴います。
私は見るだけにしておきましょう。
この人は私の目の前で海中に落ちました。
流石に仰向けになり海水から首だけを出す彼にはカメラを向けられませんでしたね。
私のほうはどうだったかって?
サバアジホゴ・それに釣れたフグの皮をはいで天日干しにしたと言う・・・
そんなところですね。

気まぐれ広島人はこれですまないところがすごい!
海から帰り午後から白木町周辺を探索に出かけるんですね〜
田植えが終わったばかりでした。

日本は水の国です。
自然は豊かで変化に富み素晴らしい環境が身近にあります。
アヤメの咲く畦を歩きながらそう思いました。
昔の三篠川にはもっと水があったのでしょう。
手前のくぼみは水が渦を巻き続けた跡です。
中に丸く削られた石まで残っていました。
人があまり来ないのでしょう。

三篠川 手前に石の入った穴がある!

キツネアザミオランダガラシハハコグサノイバラカワラハンノキエゴノキなどがあります。
興味深かったのはウマノスズクサがあったこと!
もう少しするとウマノスズクサを食草とするジャコウアゲハ(蝶)が卵を産みに来るでしょう。

ウマノスズクサ

ミヤマヨメナを見ながら帰路につきました。


今夜はサバの刺身フグの塩焼きとメバルの煮付け、それで一杯飲んだというそんな休日でしたね。

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