薬王堂気まぐれ通信使bS73  2008・4・27〜29
Yakuoudo Capricious Communications Satellite
4月後半の連休、気まぐれ夫婦は久し振りに二泊三日の鳥取県大山(1730メートル)周辺・ドライブ旅行に出かけました。
私の車は軽自動車、一切高速道路を使わないのんびり旅行です。
JR芸備線に沿って三次〜庄原〜道後山と広島県の北東にやってきました。
猫山の見えるクロスカントリーパークはまだ冬景色、花の無いザゼンソウ、立ち上がったばかりのバイケイソウヤブレガサ、蕾のサクラソウ、それでもシュンランミヤマシキミショウジョウバカマなどが花を咲かせています。
ここから鳥取県に入ります。
日野川を下りながら大山を目指しました。

大山南側 雪がほとんど融けています。
大山南側が見えてきました。
北西のすそ野に車を走らせます。
今夜は麓にあるペンションに宿泊します。
私には慣れないフランス料理が夕食でした。
28日早朝、パンとコーヒーで朝食を済ませ大山登山に挑戦です。
午前9時、大山寺の傍にある登山コースから出発しました。
妻は登れるでしょうか?
普通の速度で登って約3時間の行程です。
途中のブナはまだ芽吹いていませんでした。
タムシバアオキエゾユズリハムラサキマユミハウチワカエデの花、オオカメノキの白い花など、それにツクバネウツギに似た花を見つけます。
六合目を過ぎると樹林帯は無くなり雪の道が続きます。

七合目辺りから大山北壁を望む

意外と馬力が残っているようです。
七合目〜八合目は胸突き八丁坂の連続です。
大山の北壁がはっきりと見えました。
この辺りには、ダイセンキスミレが咲きますが雪は融けたばかりでイワカガミも花芽をつけていませんでした。
九合目辺りからダイセンキャラボクの群落が続きます。
頂上に連なる木道は雪の圧力で傾いています。

左上が弥山頂上 木道が雪の重みで傾きます

午後1時、ようやく頂上に着きました
4時間かかった事になります。
頂上の稜線越えは危険な山道です。
昼ご飯の握り飯を食べて30分後に下山を始めました。
帰りは六合目少し下にある元谷コースを選びます。
ここは急な坂道でした。

元谷に下りる道から

ブナに着生したヤシャビシャクを見つけた時は嬉しかったですね。
今までに数株しか確認したことがありません。
雪の上にはブナの実を包んだキャップが落ちています。
かなり下に下りて来た時に白い花を着けたサンカヨウに出くわします。
綺麗でしたね!
カヨウは荷葉、レンコンの出来るハスの葉のことを言っているのでしょう。

サンカヨウ

スミレサイシンの花、岩肌にイワナシの蕾、エンレイソウホクリクネコノメでしょうか!
大山寺にある駐車場に着いたのが午後5時でした。

大山北壁 大山寺から

右上の尾根伝いに登頂してきたわけです。
大山は崩れる山です。
下降中にも大きな岩が音を発てて滑落していました。
今夜は関金温泉に宿泊です。
宿泊だけで食事はつきませんが部屋もいいし風呂もいい!
それでも私たちは源泉元湯のかけ流し銭湯をさがして入浴します。
宿泊は一人3400円、銭湯は一人200円です。
ゆっくりと湯を楽しみましたね。

蒜山高原から


その他の植物:ヤマシャクヤクイカリソウハシリドコロキクサキイチゲトリカブトヤマブキトチバニンジンヒトリシズカクロモジヤドリギの実、マイズルソウの実など・・・
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