薬王堂気まぐれ通信使bS67   2008・3・9
Yakuoudo Capricious Communications Satellite

8日の土曜日、仕事が終わったのが午後5時半くらいでした。
6時過ぎ、夜釣りの為に出航します
もう、漁師に転向しないといけませんね。
土曜日の夜は内海のカキ筏に船をつないで寝るのが最近の過ごし方になっています。
妻もあきれて、あきらめているようです。
丁度、出航して2〜3分経過した時に携帯に電話が入りました。
友人の加藤艇からです。

加藤艇:『気まぐれさん!大変だ!僕の船が海上で動かなくなったので早く来てほしい・・・マリーナには電話がつながらない!』

加藤氏とは30年来の海の友達です。
私が広島に帰って来た時、瀬戸内のメバル釣りを指南してくれた海の大先輩です。

私:『今何処ですか?』

加藤艇:『似島と奈佐美島を結ぶ線上の中間点!』

私:『わかった!直ぐ向かいます。』

加藤さんから船の管理をしてもらうマリーナには連絡が取れないようです。
私からマリーナの個人あてに電話をしてみます。
幸い未だ帰宅していない係員がいました。
事情を説明して現場に来てもらうよう手筈します。
夜の海を加藤艇に向かうこと約20分、真っ暗な海のど真ん中に明かりをつけた加藤艇が漂っていました。
応援部隊のマリーナに連絡が付いたことも携帯で告げました。
これが私の場合だったらと思うと・・・やはり海の仲間は心強いものですね。

夜の海上で船のエンジンを点検する!

加藤艇はマリーナ職員により何とかエンジンが動くようになりました。
不安もありましたが宮島近くの無人島まで一緒に航行します。
ということでここから魚釣りの話に移りましょう。

この辺り、夜に釣れる魚の主役はアナゴです。
普通サイズのアナゴならいいのですがここのアナゴは特に大きなのが釣れるんです。
比べてみて下さい。
小さなアナゴはアナゴ弁当に乗っているサイズ。
大きなのは何人分のアナゴどんぶりが出来るでしょうね。

大きいのがベエスケと呼んでいる大アナゴ

とにかく大きい!
姿容はそっくりですのでアナゴに違いないのですがこの大アナゴのことをここらで「ベエスケ」と呼んでいます。
加藤さんに言わせれば『魚屋で2800円で売っていた!』とか。
長さ約1メートル、大人の腕の太さくらいの胴回りがあります。
こんなのが釣れるんですから家で三枚に下ろすのがまた一苦労なんです。
この夜はベイスケを含めアナゴが7〜8匹、沈めた「魚かご」にはベイスケになる手前のアナゴタコ一匹が入っていました。
深夜12時頃、今夜はこれで就寝することにいたしましょう。
zzzz・・・

瀬戸の夜明け

朝は6時過ぎ、東に日が昇ってきます。
少しメバルでも釣って・・・
メバルは釣れませんでしたが今日は私が漢方研究会の講師を務める日です。
私の時間の午前11時までに体制を整えて準備をしなければいけませんでした。
しっかりお話しをしてきました。
忙しいでしょ!

その夜、タコはお湯に入れて、アナゴやベエスケを三枚に下ろしてみました。
どうです。

上が普通サイズのアナゴ・下はベエスケ!

ベエスケはでかいでしょう。
海からの恵みを頂きながらいっぱい飲んで、明日からの仕事に備えます。
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