薬王堂気まぐれ通信使bS44   2007・9・30
Yakuoudo Capricious Communications Satellite

9月30日、気まぐれ広島人は午後から新大阪で会議の予定が有りました。
せっかくの日曜日を会議だけで終わらせたくは無い!という強い希望から早朝釣りに行くことにします。
早朝6時、船溜まりに行きます
今日は中潮にも関わらず、ずいぶん干上がっていました。
これじゃあ〜スクリュウを海底の岩などに当てる可能性が有り出発できません。
しばらく雑用に時間を使います。
今日は餌のホンムシが無くコウジを買いました。
コウジとは無脊椎動物、ユムシ科、ユムシ目、のユムシ(Spoon worm)に当るようです。
色艶のいいものをコウジと言い一匹180円くらいで販売しています。
結構、いい値段がしますね。
15年前にはもっと大きいのが一匹60円くらいだったのに・・・
仕方なく10匹買うことにしました。
結局、釣りを始めたのが8時くらいからでした。

隣に舟をつけて釣り出します。遠く正面は広島市。
餌にコウジを一匹掛けにして牡蠣いかだの潮下に向かって遠投します。
後は魚がかかってくれるのを待つ!というなんとも退屈な釣りでもあります。
二本の竿を出して船内で転がっていました。
コウジの餌は小さな魚が食わない代わりに大きな魚もあまり近づきません。
つるっと丸みを帯びた親指大の塊がグニュグニュ動いてるだけでなんとも気持ち悪い生き物です。
一本の竿が動きます。
すかさず引き抜きますとなんとコウジが大好物のフグでした。
昔はフグチリにして食べていましたが今日はもっと大物を狙っていましたので無罪放免にします。
30分後、又一本の竿が動きます。
しばらく待ってしっかり針合わせをし引き抜きます。
ムムム・・・
今度のはでかい!

上がってきたチヌ

やっと上げたのは40センチはあろうかと思われるチヌ(黒ダイ)でした。
今夜の酒の肴はこれ一尾あれば充分でした。
二匹目のチヌを狙って10時頃まで釣りましたが以後は音沙汰なし、新幹線の時間を気にしながら家路を急ぎます

会議は午後1時から・・・
三陽新幹線の中を走りながら会議に向かいました。
気まぐれ広島人はちゃんとお役目を務めて午後8時過ぎに帰宅します。
それから朝に釣りましたチヌを三枚に下ろして刺身を作ります。
これは美味かったですね。
ついでに餌として買ったコウジを料理します。
これも味は絶品でした。

残った餌のコウジの刺身

昔、浜辺に転がるコウジを食べてから病み付きになりました。
短冊に切って醤油をかけた時、フニュフニュと動めくコウジを口に入れるとナマコにも似た鼻に抜ける香りがします。
但し、口?を食べると喉を引っ掻かれる感覚にとらわれます。
それは口の周りに刺があるからです。
皆さんもコウジを食べる時には口周辺の刺を切り取ってからにしてください。
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