薬王堂気まぐれ通信使bS38   2007・8・14
Yakuoudo Capricious Communications Satellite

皆さま、お盆はいかがお過ごしでしたか?
気まぐれ広島人は久し振りに夫婦で出かけました。
何処にかって?
世界遺産で有名になりました石見銀山のお膝元、温泉津に行ったんです。
お盆で道は込み合っているかとも思いましたがそうでもありませんでした。
奥方が温泉に浸かってゆっくりしたいという理由からです。
いい温泉でしたよ!
朝7時自宅発、広島東インターから三陽高速道路に入りまして浜田高速道路に侵入します。
浜田高速道路は完全に出来上がっておらず一車線の対面通行をしないといけない場所があります。
我家から浜田まで1時間少々で行くことが出来ました。
25年前に浜田によく行きましたが芸北町を通過して3時間半もかかりました。
高速道路は浜田から江津まで通じていました。
そこから温泉津まで一般道を走ること約30分、山陰の家並みと日本海を見ながらのドライブです。

山陰線、遠く中央付近が温泉津のある山並み、波打っています。
休憩して温泉津のある地域を見ると山並みが複雑に乱れています。
温泉が湧いて銀や鉱物が埋蔵されている特殊な地殻なんでしょう!
いよいよ温泉津に入りました

かつては銀の積み出しと温泉で休養する人々で賑わった場所だそうです。
町の中道も狭く車が離合するのがやっと・・・
午前9時でしたが人の数もまばらで店も暇そうです。
自由に入れる温泉が二箇所あるとのことを聞きます。
湯は硫化マグネシウム系の鉱泉でかけ流し、大人一人300円です。
最初は右手の薬師湯に入ります。
ここの湯は少しぬるめのようです。
何度も出たり入ったりした後に3階の展望エリアで一休み!
少し向こうに源泉元湯の浴場があると聞き行くことにしました。
浅原才市の像が正面にあるこの元湯は少し熱めだとの事!
番台のお姉さんも居るのやら?居ないのやら?
脱衣場に入ると湯元・薬師湯の銘を入れたベンチが一つ、
その横には10分20円で動く電動マッサージ機がありました。
確かに湯は熱めでした。

元湯の浴場内・かけ流しのためか仕切りに湯の花が硬く着いています。
2〜3人の湯治客がいました。
でもいい湯でしたね。
浜田近辺からの一人は疲れると時々この湯に入りに来ると言います。
湯から出て周りを見てみますと3階木造立ての宿屋が現役で使われていました。
建物から想像しますと薬屋さんも古くからあるようです。
しばらく歩いてみましょう
資料館のある港に着きました。
温泉の傍に良港があったために北前船が立ち寄れたんでしょうね。
私たちは昼前に温泉津を後にします。

温泉津湾

江津まで後戻りし江川(ごうのかわ)を遡って帰ることにします。
大きな川ですね〜
途中、三江線の鹿賀というJRの駅に立ち寄ってみました。
昭和47年の洪水の時には駅の屋根近くまで水が来たのだと記されていました
橋の上から見る江川にはスッポンやコイが泳いでいます。
駅舎に入ってみましょう
電車は一日五往復のようです。
ここから東京まで12600円の乗車賃が要るようです。
意外と安いね。

観音滝
駅の傍に滝がありました。
あまり人が行かない場所のようです。
観音滝と命名された滝は30メートルくらいの落差があるでしょう、一直線に鋭角に水が流れ落ちていました。
出くわした地元の人が言うのには滝水の横を時々ウナギが登っているそうです。
クズの花オニヤンマを見ながらのんびりと江川に沿って広島に入りをしたという気まぐれ夫婦のお盆休みを紹介しました。
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