薬王堂気まぐれ通信使bS28   2007.5.23
Yakuoudo Capricious Communications Satellite

前回の薬王堂気まぐれ通信使で大土山に行ったことを報告しました。
コンテリギ(ガクウツギ・コガクウツギ)の白い花や水晶を見つけたことをお知らせしました。
その3日後、水曜日に又同じ場所に行ったという!気まぐれ広島人のこだわりを紹介してみましょう。
何をしに?
だって、あれだけ水晶があればもう一度掘ってみたいと思うのは私だけではないでしょう!
それでもう一度同じ場所に足を運びました。

早朝4時に起床します。
4時10分、家を出ます。
あたりは暗かったのですが東の空が少しだけ明るくなっていました。
4時半には白ずんで、大土山に近い向原に到着した5時頃にはすっかり明るくなっておりました。

午前5時頃の向原地区

先日、大土山の頂上に林道らしい道がつけられていたので今回は車で頂上に行けるだろうと挑戦してみました。
3日前のコースとは違い大土山を挟んで反対の道に入ります。

3日前とはコースを変更し右の谷に入ります・・・ところが?

大きく左に折れ曲がった峠辺りで頂上に繋がる林道入口を見落とします。
結局、帰りに気がつくのですが×点の林道入口は封鎖され進入禁止になっていました。
?印がある場所まで行きましたが下降しだしましたので流石におかしな道と気づきます。
車底に石が当たる、ぬかるみを勢いに任せて走り貫く、とんでもない悪道でした。
よくもまあ折り返して帰ってきたものだと・・・ターボ付き軽自動車の前輪駆動に感謝です。
そんな中、ホオノキの白い花とジャケツイバラレンゲツツジの花が咲いています。

ホオノキ(朴)の白い花に誘われてハナムグリが・・・

3日前と同じコースを遡上し駐車場から徒歩で頂上に向かいます。
前回と違うのは山肌を崩し易いように鉄棒・土堀りを持参したことです。
頂上付近に到着したのが6時半くらいだったでしょう。
それから山肌のガマを崩して水晶らしきものを集めます。
1時間ほど膝をついて土を掘ったでしょうか!
9時からの仕事に間に合うよう両手に石の塊を抱えて急いで下山しました。

私の趣味の一つに水晶を削りだすことがあります。
水晶は単独で埋まっていることもありますが大抵は大きな石に生えています。
空洞(ガマ穴)があり、その中心に向かって生えているのが水晶です。
ここでは水晶塊が割れて埋まっていました。
ここの水晶は全て二重構造になっています。
何億年も前、高温と高圧を受けた地底のマグマから水晶が生まれます。
水晶の塊はその後にもう一度高温と高圧に遭ったのでしょう、結晶の上にもう一つの結晶を作ります。
その後、地殻変動で水晶塊は壊されたようです。
そんな土にまみれた塊を持ち帰り暇に任せて余計な土を取り除く・・・私にとりましては至極満足の時間なんです。
一日一塊!三日で三塊♪〜三塊すすんで二歩下がる??
磨いた水晶を身近に置いておくと嬉しい気分になるんですね〜。

ただ、山で膝をついていたのが悪かったんでしょう。
2日目にどうも腰辺りが痒いし膨れた血豆があるな〜と思っていたらダニが吸い付いているではありませんか!
腹立たしかったので後で火あぶりの刑にしました。

2日くらい気まぐれ広島人の腰に吸い付いていたダニ

なんと言う名前のダニでしょう?
引っ張って取りますと痛いくらいに食い込んでいました。
ツツガムシかと思いましたね。
ツツガムシ病は12日〜15日の潜伏期間を経て高熱と皮膚病を起こし死亡することがあるといいます。
その他にもダニの媒体する奇病があるらしい。
10日しか経っておらず発病はしていませんがなんとも心配です。
変な発言や行動などし始めたら・・・その時には皆さま!お見舞いよろしくお願いしますね。



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