薬王堂気まぐれ通信使bR55  2006・7・16〜18
Yakuoudo Capricious Communications Satellite


伊計島と宮城島に架かる橋の上から↑

気まぐれ広島人は連休を利用しまして沖縄に行ってきました。
便利になりましたね〜
16日朝、広島を8時10分発の飛行機に乗りますと10時過ぎには那覇の町を歩いています。
当日は沖縄に嫁いだ娘と産まれたばかりの孫に会ってから浦添市の高台にあるホテルに入りました。
夫婦で2泊したのですが和室で1万6千円あまり、安かったですね。
周りを歩いてみますとギンネムパパイヤブッソウゲ(ハイビスカス)アワユキセンダングサシマニシキソウウスベニニガナ三線の柄を作る材料(リュウキュウコクタン・カキノキ科)のなる樹木があります。
ハブに注意の看板を見つけます。

17日夜から18日にかけましては後輩と行動を共にすることにしました。
彼の名を仮に「木兵衛」としておきましょうか!
木兵衛は25年位前に我が治療院に弟子として入門してきます。
彼は薬科大学時代の2年後輩にあたります。
その後、渋谷の鍼灸専門学校を卒業して私に電話をしてきました。

「先輩、明日、そちらに行きますから勉強させてください!」

私が何と答えたか定かではありませんが彼は次の日から我が家にとう留することになります。
一生懸命に臨床の勉強もしましたが遊びの付き合いもしてくれました。
彼のいいところは私の気まぐれにも苦情を一切言わず付き合ってくれたことです。
一年の修業の後、沖縄に帰って調剤薬局に勤めます。
10年前、私は友人と沖縄に行きました。
その時、私たちの道先案内兼ドライバー役を引き受けてくれました。
現在、彼は漢方専門薬局と鍼灸治療院を開設し私と同じような仕事をしています。
創めるにあたりこんな電話がありました。

「気まぐれ先輩、屋号を分けてくださいませんか?」

沖縄に支店が出来たわけです。
彼はこの度も同行してくれました。
嬉しいですね〜!
上の画像は彼と伊計島に行った時に撮影したものです。
話は前後しますが17日月曜日、私と妻は自然を求めてヤンバルに行きました。
早朝、西原インターから高速道路に入りまして名護まで走ります。
名護から一般道路を北上してター滝のあるに入ります。
沖縄の方言でターとは二つという意味らしい!
実際に滝は二股に分かれて流れているようでした。
ター滝で泳いでみましたが滝つぼは足の届かない深みがあります。
しかしこの滝までの行程はたいへんでした。
道らしい道もなく川の中を膝まで浸かりながらの遡上です。
ここで見つけたものはクワズイモの花(クワズイモの赤い実)・シダ植物のヒカゲヘゴ(其の芽)・オオタニワタリ名前の判らないシソ科(ヒメタムラソウ)の植物・これも名前の判らない黄色のキク科植物(アメリカハマグルマ)アフリカマイマイなど・・
森の奥で一株のランを見つけます。
ツルランのようです。
丁度満開状態↓でしたね。
花のアップも載せておきましょう。
それから私たちは比地大滝に向かいました。
ここは観光地として整備されていました。
入口のキャンプ場周辺にはシイ(イタジイ・マテバシイ)の大木があります。
大滝までは遊歩道を歩いて約50分かかりました。
ここで気がついた植物にユウコクランがありました。
コクランよりも一回り大きな株です。
本土にもあるホウロクイチゴを見ました。
アオノクマタケランノボタンツルコウジと名前をつけてみますが分からない植物が沢山ありました。
生き物ではヤスデ・沖縄独特の羽を持つジャコウアゲハリュウキュウハグロトンボ・リュウキュウルイモントンボ↓などです。
ずいぶん大きな滝です。


比地大滝をあとにして辺戸岬に行きました。
何年振りでしょうね〜
そうか!10年前に来たことがあったな〜
岬につながる石灰岩の上にはテリハクサトベラモミジバヒルガオそれにグンバイアサガオなどがじゅうたんを敷いたように生えていました。
同じような葉で立ち上がっているのはモンパノキです。
魚の卵のような光沢がある実をしていました。
辺戸岬をぐるりと回ってみまして10年前と風景は変っていないようでした。
帰りは太平洋側の複雑な道を通ることにしました。
こちらの海岸も手付かずでよかったですね。
ヤンバルクイナもいました。
増えすぎたマングースを捕るわなを見かけましたが餌にはイカの耳を使っていました。
途中、タナガーグムイの植物群落という文字が見えましたので行ってみることにしました。
滝つぼのようでしたが、ロープを使って下りていくには大変な場所でした。
タナガーグムイは滝の落ち込む深い池になっています。
テナガエビのことをタナガーといいグムイとは渕(ふち)を意味するとか!
時間もあまりなかったのでここは次回にゆっくりと見る事にしましょう。
それから慶佐次川河口のマングローブを見るために車を下ります。
ここも10年前に来たことがあります。
沖縄北部の緑多いヤンバルには何度も来る価値がありあす。
17日は日が傾くまでドライブし金武から高速に乗って帰ります。

伊計島の浜辺↑
18日は朝から木兵衛と沖縄南部をドライブし昼から伊計島まで行ってソーキソバを食べます。
梅雨も終わり涼しい風が日陰を通り抜ける快適な沖縄でした。
地元のバナナホウオウボク()を眺めながらのすばらしい休暇を過ごすことができました。

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