薬王堂気まぐれ通信使bR41   2006・4・2
Yakuoudo Capricious Communications Satellite

3月26日の日曜日は風邪を引いて寝ていましたので薬王堂気まぐれ通信使をお休みしました。
立場上、病気にならないと思われてるかもしれませんがそんなことはありません。
人並みに寝込むことはあるのです。
私の風邪治療は漢方薬を煎じて服用し汗を出して進行を止めるという!原始的にも思える方法に依存します。

ハルトラノオ
4月に入りましても広島地方は寒い日が続きました。
2日の日曜日、山陽高速道路の東インターから入りまして戸河内インターまで車を飛ばしました。
家を出てから約1時間の運転です。
すぐに近くの谷に入りました。
ハルトラノオ↑(アップ画像)の花を見たいと思ったからです。
丁度いい時期でしたね。
谷のあちこちにハルトラノオが花を咲かせています。
それにオウレンもまだ花被を残しています。
白い花のショウジョウバカマが斜面のいたるところに咲いていました。
下の画像、右斜面中腹にサルメンエビネが数株あったのですが根こそぎ抜き取られていました。
ショウジョウバカマは紫色ですが変種にシロバナショウジョウバカマとツクシショウジョウバカマがあるようです。
区別するのは難しいのですが花の様子を紹介してみましょう。
それぞれに違いがあることに気がつきます。
@オシベの葯とメシベの先が白いもの(子房が青紫)
Aオシベの葯が青くメシベの先は白く(子房は白い)
Bオシベの葯は白くメシベの先が赤いもの、
C花全体が淡い紅色をしているもの(白い花の中に一株!)
D花びらに淡い紅色が着いて広いもの
などなど・・・

戸河内の一つの谷で確認した花の変異↑
さて、これらの変異が見られるものは何?ショウジョウバカマでしょうね!
本来ショウジョウ(猩々)というのは赤い猿のことらしく、オランウータンを指す説があります。
じゃあ〜バカマとは何でしょうね!
オランウータンが腰にまとうハカマのことなのでしょうか?

その他にも春を告げる花が咲いていました。
アズマイチゲは曇りのせいで花を閉じていました。
ホソバナコバイモは今が盛りといたるところで咲き誇っていました。
コガネネコノメソウカテンソウセントウソウキランソウコチャルメルソウユキワリイチゲも午後には花を開いてくれました。
木本ではミツマタコバノミツバツツジコウヤミズキの花が咲いていました。

3月〜4月、植物は芽立ちの時期です。
人生の晩秋を目前とする私にとりましてはきつい時期ですね。

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