薬王堂気まぐれ通信使bR39   2006・3・12
Yakuoudo Capricious Communications Satellite

 12日の日曜日、気まぐれ広島人は午後から江田島に渡りました。
北風の強い寒い一日でした。
呉ポートピアから対岸の江田島・切串に渡るフェリーに乗船したのは3時でした。

赤い線が行程
何をしに行ったかって?
琉球王朝に嫁いだ娘が毎日の飽食に飽きツクシを食べたい!と言い出だしたものですから・・・?

小用近くの友人の案内でスギナの在り処を探すことにしました。
電話でその旨を知らせていたせいでしょう、フキやタケノコ、それにツクシも少々採って用意してくれていました。
持つべきものは友人です。
小用峠を過ぎ山道に入ります。
ミカンロードから見える江田島湾には海上自衛艦が停泊していました。
手前に江田島・旧海軍兵学校が見えます。

江田島・海上自衛隊第1術科学校
島には梅が咲いていました。
ミカンもほとんど収穫が終わり残っているのは甘夏や放置された温州みかんばかり・・・
フキノトウの花が斜面にありました。
少しばかり採って帰りましょう。
斜面を登った山際にツクシがありました。
こんなに沢山あるんですね。
気まぐれ広島人は胞子の付いたツクシを集めます。

ツクシ

近くにオガタマノキの花が咲きかけています。
大人の親指大の大きさですがモクレン科の白い花が咲きます。
白いつぼみから名前が付いたのでしょうか?
オガタマノキは日のあたる暖かい斜面で見ることがあります。
しかし、そんなに多く見る樹ではありません。


オガタマノキ

近くの八幡神社に行ってみました。
ミミズバイでしょうか?花も実もない状態でしたのでタイミンタチバナの樹と紛らわしいです。
その他にはヤマモモ・ホルトノキ・ヒサカキ・サカキ・シロダモ・スギ・スダジイ・マンリョウ・クロキ・カクレミノ・イズセンリョウなど人の手で保護され斧を入れてない林床が残っています。
旧道を車で横切ってみました。
途中、ナナミノキ・サネカズラ・カゴノキ・アベマキ・ナラガシワムクロジなどが目に付きます。
草本は今芽立ちの時、そんなに花の咲いている植物は多くありません。
気まぐれ広島人は友人に別れを告げて帰路につきます。
今夜から明日にかけてツクシの袴を取らなければなりません。
袴を取ったツクシを料理するとぐっと量が減りますが自分用にも少し料理していただきましたよ!


左からフキノトウの味噌和え・フキ(上)・それにツクシの料理


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