薬王堂気まぐれ通信使bS00   2006・11・3
Yakuoudo Capricious Communications Satellite

通信使も400回を迎えることが出来ました。
思い返せば長い道のりですね。
1000回を目指して続けてゆきましょう。

3日の休日は妻と二人で過ごすことにしました。
どうする?という事から始まりまして、それでは温泉に行こうじゃあ〜ないか!と・・・
広島県は温泉のない県です。
隣の島根県にはたくさんの温泉があるけれどどこがいいかな〜?
ずいぶん昔だけど美又(みまた)温泉に行ったことがあることを告げましたらそこにしようという事になりました。
山陽高速道路の東インターから入りまして中国縦貫道に入り浜田高速道路に入ります。
浜田高速道路の旭インターチェンジまで約1時間と少々、近くの美又温泉までは1時間20分もあれば到着します。

30年前のこと、月一度で8年間、浜田の漢方研究会にお話しをしに行ったことがあります。
バスでは広島センターで乗車して可部〜加計〜芸北〜大佐山の広島県境を通過して金城(かなぎ)に出てから3時間半を要して浜田まで行ったものです。
雪が降る時には4時間はかかりました。
時間がかかるので前日の最終便で広島を発ち浜田の国分海岸で宿屋に泊まったことも何度かありました。
広島漢方研究会からの推薦出張でしたので勉強のためと思い通いましたが自家用車での帰宅時、大型トラックと正面衝突しそうになりアホらしくなって辞めました。
そんな思い出の金城町に夫婦で行ってみました。
美又温泉の近くには旭温泉、有福温泉などの似通った湯のある地層が走っているようです。
ちょっとぬるっとして肌触りがいいので美人になる!という事で有名になっています。
とは言っても田舎ですね。
美又温泉郷は湯殿を持つ数件の宿屋が100メートルほど軒を連ねただけで多くの湯治客はいないようでした。
私達は本湯と書かれた町営の共同温泉(↓画像左手前)に入ることにしました。

美又温泉郷
一人250円、浴場はそんなに広くはありませんでしたが確か昔、来た事があるな〜と言う感覚と、ぬるっと肌に優しい湯に満足します。
正午ころには美又温泉をあとにして島根の行ったことのない箇所を走ってみようという事になりました。
金城町をあとにして周布川ダムに到着します。
古いダムでしたね。
ダム湖に水は何とかあるようですが付近の風景が目を引きます。

周布川ダム湖
島根県の道路はあまりいいものではないようです。
山の中を運転して弥栄(やさか)町に到着します。
ここでは地域の産業祭りの真っ最中です。
出店のたこ焼きを買って頬張りながらの見物です。
神楽をやっていました。
秋、この地方では何処に行っても神楽!神楽!です。
神楽しか楽しみがないのでしょうか?
演目は「塵輪」と書かれてありました。

神楽を舞う
掘ってきた自然薯を売る屋台、
今年の稲の出来具合を競う看板、
山の木を切るチェーン鋸
当地自慢の三色寿司やイノシシ汁など・・・
年寄りを中心に秋の祭りは賑やかでした。
道路工事が多いですね。
迂回路を通って三弥美(みやび)湖畔、そして美都町に出ます。
ここにも温泉がありました。
途中、シマカンギクらしい黄色の野生菊、漢方薬では根を独活として使うシシウド、赤い実のイイギリ、やはり漢方薬で漢防己と称し痛み止めに使うオオツヅラフジの青い実が目に付きました。

オオツヅラフジの実
島根県にはまだまだ人目に触れていない自然が残っているようです。
美都町から芸北に入って今日一日を満喫したという訳です。
皆さまも伴侶を大切にしましょうね!
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