薬王堂気まぐれ通信使bS02  2006・11・23
Yakuoudo Capricious Communications Satellite

気まぐれは23日の勤労感謝の日、日頃の勤労を癒すために三次(みよし)に行くことにしました。
途中、製薬会社の庭園を見ようと思いましたが時すでに遅し・・・歓迎されてなかったようです。
三次から20分ほどのところにある君田温泉に浸かって骨休みをするつもりです。
その前に三次市内を眺ることにしました。

高谷山から三次盆地をはっきりと見ることが出来ます。
三次の雲海はここから見るのが格別と言われています。
アップで見てみましょう!

中央に馬洗川が手前に向かって流れています。
中央の赤いアーチ型の橋が巴橋。
その前に江津(←)と三次(→)とを結ぶJR・三江線の鉄橋が架かっています。
馬洗川は左下にある江の川と合流して日本海に注ぎます。
三次を「みよし」と読むのは難しいですね。
語源は三つの川がここで合流する!というような意味があるらしい。
瀬戸内海と山陰地方を結ぶ宿場町として栄えてきた古い町です。
縄文・弥生時代からも人が住んでおり古墳が多く見つかっています。
三次を一望する高谷山の植物に目を向けてみました。
果実や種子が目を引きます。
ゲンノショウコの実ははじけ飛ぶ寸前のものが多く、はじけた実はその勢いで種子を散らばせます。
その形が「お神輿」に似てることからこの地方ではミコシグサと呼んでいます。


ゲンノショウコの実


ヤマノイモは自身の遺伝子を持ったムカゴ(無性生殖で子孫を増やすもの!)を付けていました。
植物界のクローン(同染色体個体)です。
これを一握り持ち帰り家でチ〜ン!しました。
軽く塩をふって食べましたが味は絶品です。
ナス科でミニトマトによく似たヒヨドリジョウゴの赤い実。

ヒヨドリジョウゴの実

食べはしませんでしたがフユイチゴの赤い実。
葉の表面にビロード状の毛があるコバノガマズミの赤い実。
ガクに毛の多いヤブムラサキの青い実。
そう果に二本の刺(芒=のぎ)があるのはホソバノセンダングサでしょうか?
ナラガシワのドングリがなっています。
ため池ではヒルムシロが緑を保っていました。
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