薬王堂気まぐれ通信使��333　　　2006･1･29 Yakuoudo Capricious Communications Satellite

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夜の瀬戸内海の海岸に出てみました↓

上の画像、何処までが暗闇か分かりませんね。
遠く船の明かりと、岸のかすかな灯り、そして右端には黒い大きな島影があり、手前には干潮の浜が横たわっています。
場所は先週行きました江田島町・深江地区の海岸です。
４歳当時、私が始めてナマコを見たのもこの海岸に近い場所でした。

冬の新月の夜、一年で一番引き潮が大きくなる時期です。
夜の引き潮に、カニやナマコなどを捕って歩くことをこの地区では『イサリ』と言います。
イサリとはイサルの名詞形、漁るというような意味だと思います。
昔は松明で歩いたものでしょうが私の小さいころにはカーバイトを燃やして歩いていました。
カーバイトの燃える匂いが臭かったことを記憶しています。
今ではヘッドライトか懐中電灯などを使います。

潮の引いた夜の海を少し紹介しましょうね。

先ず、砂の上にはウニの仲間のハスノハカシパンがいます。
岩にはヒジキが付いていました。
そして糸巻の形をしたイトマキヒトデ、
海水の中に刺されると一潮痛いと言われるハオコゼが眠っています。
そして小さなウツボに似たギンポ、右下に青ナマコもいました。
ムラサキウニ、
ヒラトゲガニ、
ニホンクモヒトデ、
ヒラムシ(オオツノヒラムシ)、
シロウミウシ、
エビの仲間、
ミミイカの一種、

まだまだ色々な生物が海にはいるようです。
海の生物の同定には大柿町環境館の指導を受けています。
イサリを終えて呉を通り過ぎる頃には夜が開けかかっていました。
新年の呉の夜明けです？

呉の第4ドック(戦艦大和を建造したドック)横では自衛艦が修理されています。

今日は捕れたナマコの料理を紹介しましょう。