薬王堂気まぐれ通信使319  2005・10・16
Yakuoudo Capricious Communications Satellite

今月は学会が多い月でした。

青春時代の〜思い出は〜後からしみじみ思うもの〜♪

青春時代は〜〜〜道に迷っているばかり〜♪


30数年前、青春を共に過ごした懐かしい人たちとの出会いがありました。
そんなわけで思い出はひとまず置いといて・・・

遠く左山頂が鎌倉寺山↑志和口方面から
10日の体育の日ですが久しぶりに山登りを楽しみました。
場所はJR芸備線の駅、『しわぐち』の近く鎌倉寺山です。
ここには牛岩という場所があり、大きな岩盤でもあるんでしょう東京大学の地震研究所があります。
25年位前にヒコビア会で一度登ったことがあります。
当時は牛岩地区の集落から登ったのですが、この度は反対の志和口側に車を停めて登りはじめました。
休日にもかかわらず人と出くわしませんでした。
頂上付近で若いカップルとマツタケを探す地元のおじさんに出会いました。

『おじさん、ナバ(松茸)はあるかいの〜?』

『うんにゃ、見当たらんな〜、あんた!ナバを見つけたらあっちの道から降りんほうがええで〜』

そんな会話で別れましたがそのおじさんの手にはビニール袋の中でシダに包まれた松茸らしきものがありました。
約1時間かけて登り十字路になった山の峠まで来ますとほっとします。
そこから右に数分歩くと権兵衛山という見晴らしのいい場所に出ます。
遠く海側正面に白木山が見えます。
南には安駄山があって手前には馬の背のような槍ヶ岳と南峰へと続きます。
左下には牛岩地区(大字有留)の集落が見えます。
ここから北側にはハンググライダーで有名な神ノ倉山、そして遠くに鷹ノ巣山↓が見えます。

左遠くに鷹ノ巣山
この辺りは自然の山肌が多く残っていました。
十字路の場所まで戻って鎌倉寺山の山頂に行ってみました。
そうそう、昔来たことを少しだけ思い出します。
山頂付近には根元が足の太さもあるシャクナゲが多く自生します。
ホンシャクナゲとも聞きますが葉の裏の薄い黄色の毛からツクシシャクナゲだろうという説もあります。
広島市の周辺には数多くのシャクナゲの自生地があったのですが美しい花のせいで乱獲されました。
私の小さいころにはシャクナゲを鉢植えにして楽しむ人がたくさんいました。
株をそのまま抜いてくる人、枝を土に植えて根を出させ切ってくる人と様々でした。
それにしても見栄えのする綺麗な花でしたね。
最近の台風で大きな樹が倒されていました。
その下に昔の石塔があります。
誰かの墓碑でしょうね。
あたりを見ますと仏を彫った石がありました。
右から読んで「一畑薬師」と書かれてあります。
これはあまり古くはなさそうです。
多分、山陰地方の石畑薬師寺の宣伝のために持ち込まれたものと私は想像しました。
ここで目にした植物を見てみましょう。
アカガシの樹が多いですね。
ツツジは葉の形からダイセンミツバツツジでしょう。
ハイノキが青い実をつけていました。
その他に
サルトリイバラ
カマツカの赤い実
ツルシキミ
ソヨゴ
ウラジロノキが実をつけています。
シャクナゲは来年の花芽をすでにつけていました。
そのほかには
ヤブニッケイ
ウラジロガシ
タムシバ
があります。
ママコナ
ママコナは何ママコナでしょうね。
ミヤジマママコナという種類がこの辺りでは多いとか!
花を見るとママと呼ばれる黄色い粒があります。
山を降り、湿地にはミミカキグサがまだありました。
ホザキノミミカキグサ
ムラサキミミカキグサでしょうか?
モミジが紅葉してシリブカガシが実をつけ林床にはミヤマウズラがありました。
ナガバノコウヤボウキが花を咲かせています。
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