薬王堂気まぐれ通信使bR12   2005・8・7
Yakuoudo Capricious Communications Satellite

山門を くぐれば涼し ホトトギス

気まぐれ広島人は7日の日曜日、JR芸部線を北上しました。
そんなに遠くには行かなかったんですよ!
私の家から40分ほど車で行ったところでしょうか。
知らない場所がたくさんあるからです。
新しい発見もあり、初めて見る所もたくさんあります。
行き当たりばったりですからホトトギスの咲く神社にもう一度行けと言われても判らないでしょう。
登り詰めた場所に棚田がありました。
狭いので整備もされないままの稲田です。
昔から米を作ってきたのでしょうね。
ヤマジノホトトギスが晩夏を知らせていました。
ダイコンソウの花も綺麗でしたね。
それにマツブサがもう実になっています。
この植物はモクレン科マツブサ属で寒冷な地に自生するチョウセンゴミシとよく似ています。
チョウセンゴミシは長野県の蓼科高原白樺湖付近で見た事があります。
昔のことですが甘く酸っぱい味だったことを思い出しました。
それに辛味と苦味と塩味が感じられることから五味子と名づけられたと言います。
マツブサはチョウセンゴミシのように赤くはならず黒く熟します。
実のつき方がよく似て腎臓形の種子の形もそっくりです。
多分、収斂作用や鎮咳作用など、よく似た効能があるだろうと私は信じています。
マツブサの実
志和口という駅の近くに小川があってそこに魚が泳いでいました。
オイカワのようです。
昔、毛ばりを使って最初に釣った魚がオイカワの雄でした。
この地方ではアカマツとも言います。
婚姻色のある雄は特に綺麗で、赤いヒレの色や口の辺りの赤いイボなどからアカマツと名づけたのでしょう。
三次辺りでは秋にこの魚を釣って天日に干し、冬の雑煮の出汁を取るのに使います。
オイカワの遊泳↑
地図では広島市内ですがまだまだ自然がたくさん見られます。
皆さんも是非、近所を散策してください。
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