薬王堂気まぐれ通信使310   2005・7・24
Yakuoudo Capricious Communications Satellite


灰が峰(737メートル)頂上から呉の町を見下ろす↑

60年前、この町は焼け野原になったと言います。
当時、画面中央付近の総合病院で看護婦をしていた母から聞きました。
米軍の飛行機から落とされる焼威弾を避け川原を逃げたとも聞きました。
呉湾の様子です。
左手の突出した部分が第4ドック、戦艦大和を建造した場所です。
その向こうが今でも製鉄をしています日本製鋼所です。
今日は久しぶりにドライブを楽しみました。
呉を見渡す山、灰が峰周辺に車を停車させて辺りをのんびりと歩いてみました。
頂上付近に湿地が残っています。
そこにどんな植物があるだろう?と探してみました。

ミミカキグサ↑
ミミカキグサがあります。
もう一つ、ムラサキミミカキグサグサでしょうか!ホザキノミミカキグサとは少し違った紫色の花がありました。
それにモウセンゴケの白い花が咲いています。
少し谷筋に入ってみました。
放置された田の跡でしょう、トキワハゼが咲いています。

トキワハゼの花
コオニユリ、シダ植物で石灰岩地域に多いヒメウラジロキンミズヒキカギカズラがあります。
動物もたくさんいました。
若いニホントカゲもよく見ると綺麗です。
カジカハグロトンボでしょうか?オニヤンマも同じところを偵察飛行しています。
モズクガニが岩陰から出てきています。
時は正午前!私も川の水に誘われるように水浴をしました
生き物はいないと思いましたが以外にいろんな動物がいます。
水中で足をつつくものがいます。
どうもハゼの仲間のようです。
こんな岩だらけの狭い場所にもいるんですね。
最期に灰が峯の頂上に行き、日当たりのよい場所でカワラナデシコの花を確認します。
北側の斜面では今が盛りとオオバノトンボソウ(花のアップ)が咲いていました。

オオバノトンボソウ↑
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