薬王堂気まぐれ通信使bR06   2005・6・30
Yakuoudo Capricious Communications Satellite

BS2 チャングムの誓い
チャングムの誓い第37話、今日の話しは難しかったですね。
皇太后とチャングムが謎解きをしてました。
生きている時には山となり、無くなれば沈んで海になるとか・・・
その答えは『母』

中国新聞文化センターでカルチャー講座をする気まぐれ広島人↑
昨日は中国新聞のカルチャー講座で『BS2・チャングムの誓いに出てくる薬物』と題してお話ししてきました。
はじめ水刺間(宮中厨房)の女官だったチャングムは陰謀によって罪人となり済州島に流されます。
そこでチャンドクという医女から医学の手ほどきを受けることになります。
チャンドクは実在した人物で済州島を舞台に歯の治療に長けていた!と朝鮮王朝実録に書かれています。
ドラマは16世紀の朝鮮半島を舞台にしていました。
テレビでもチャンドクは歯痛患者の顔面、下関(げかん)というツボにハリをします。

頬にハリをする場面

その後で抜歯をする場面↑
実際にハリをしてるからこれもすごいですね。
後に有名になりますハリ麻酔の方法を再現している場面です。
現代でこそ歯医者さんがいますので治療も出来ますが昔はいなかったんですね。
大陸ではこのような治療をすることもあったでしょうが日本では歯医者の存在を耳にしません。
江戸時代、またその前の時代はどうだったんでしょうか?
先日、近くの矢野町に歯に関わるお地蔵さんがあるというので行ってきました。
越中富山の薬売りをしていた六部という男は旅をしながら歯の薬でも運んでいたんでしょう。
看板を読むと、郷里から遠く離れたこの地で無念の死を迎えたのだと思われます。
それ以来、六部を供養するために置かれた地蔵さんに手を合わせれば歯痛が治ると信じられるようになったんですね。

現代の歯医者復活戦↑
海に近いこの周辺の山ではキツネノボタンコクランが小さな花を咲かせていました。
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