薬王堂気まぐれ通信使bQ99  2005・5・5
Yakuoudo Capricious Communications Satellite


5月4日の木曽の御嶽山・8合目付近↑

連休の3・4・5日、気まぐれ広島人夫婦は信州は木曽の山中を散策しておりました。
御嶽山を囲むエリアに二泊しました。
予定は妻が全てネットで予約し、私はただくっつき虫するだけののんびりした旅行です。

実は27〜28年前、私はこの山に来ているんです。
御嶽山が爆発したのが昭和54年ですから、その2年位前に木曽駒ケ岳を経由して来ています。
若かったからでしょう。
数人の友人と広島漢方研究会の山本京三氏と共にコマクサのある時期に来たことを覚えています。
そのときの記憶は遠ざかっていますが、山の様子や木曽福島で食べたザル蕎麦の味を思い出しました。
一日目、早朝に広島を出発し、名古屋から中央本線を長野方面に、そして木曽福島で下車しました。
そこで予約したレンタカーに乗り継いで御岳ロープウェイ・スキー場に向かいました。

御岳ロープウェイスキー場(2150メートル)から見る乗鞍岳↑
ロープウェイを下車した2千150メートルでは背丈ほどの雪が残りスキーやボードを楽しんでいました。
左遠方には穂高連峰・槍ヶ岳、その前に乗鞍岳が見えます。
正面の蓼科山・八ヶ岳連山はかすんで見えませんでしたが右手の木曽駒ケ岳は雪に覆われ、はっきりと見えます。
その日は倉超高原の小坂温泉に民宿をとりました。
次の朝、民宿の周りを歩いてみました。
イヌナズナレンプクソウヒメニラニリンソウといった広島では珍しい植物が花を咲かせています。
宿を出発し二日目は滝の多い油木美林を経由して御嶽山登山ルートを目指します。
8合目の御岳神社周辺は田の原天然公園と呼ばれハイマツなどの茂る自然林です。
昔、この道を通って山頂まで行ったような記憶があります。
そのときは何処で宿泊したか?定かではありませんが時間的には山頂山小屋だったのか・・・
休憩しながら下山して王滝村辺りをうろつき、赤沢自然休養林付近の灰沢鉱泉という場所に宿をとりました。
鉱泉ですから湯は沸かしていますがいい風呂でした。
夜二回、朝一回、昼に一回と浸かり湯ざんまいの旅でした。
3日目は木曽ヒノキの茂る赤沢渓谷に行きまして自然を満喫したというわけです。
但し、やっと終わったかと思われた花粉症はぶり返しました。
ヒノキ・スギ・ネズコ・アスナロ・サワラなどの茂る赤沢の山々は花粉で黄色くかすんでいました。
それでもバイカオウレンタムシバミズバショウヒメイチゲショウジョウバカマアカヤシオの花々が丁度いい時期でした。
特に渓流沿いにアカヤシオの花が見れたこと!本当によかったと思っています。

赤沢渓谷に咲くアカヤシオの花↑

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