薬王堂気まぐれ通信使bQ97  2005・4・17
Yakuoudo Capricious Communications Satellite


山野峡の滝↑

17日の日曜日、花粉舞う広島県北西部・岡山県に接する三和町に行ってきました。
場所は芦品郡山野峡!
広大理学部ヒコビア会の第430回植物観察会に合流しました。
月に一度、植物観察会がありますから430回ということは35年と少し続いたということになります。
私が参加しだしたのは東京から帰ってしばらくしてからですから26年〜27年前になるでしょう!
堀川教授の後、関太郎先生が皆を引率しはじめていた頃です。
手元に昭和55年当時の植物観察会案内がありました。
案内はがきの代金は20円だったんですね。
宛名ナンバー枠が3小間、住所の整理はカタカナ表示されていますが関太郎先生の文章はガリ版刷りです。
まだワープロもない時代だったようです。
その後、数年して私は海彦に転じましたのでヒコビア会からは遠ざかりました。

トウゴクサバノオ↑
車の運転は苦手です。
特に高速道路はイヤですね〜
山陽自動車道を福山東で下り帝釈峡に向かう国道182号線を登ります。
山野峡に到着したのが9時半でした。
まだヒコビアの連中は到着していないようです。
一人峡谷を歩きました。
今日の目的は春の草花!特にトウゴクサバノオの花を見たかった。
少ない株でしたがありました。
しっかり画像に収めておきました。

滝の側に葯が赤いシロバナネコノメソウ(ハナネコノメは広島県には無い!)が咲いています。
この植物は水気を好むようです。

シロバナネコノメソウ↑
ジンチョウゲ科のコショウノキの花もありましたね。
数年前は実のついた数株を確認しましたが今回はひ弱な一株だけを確認しました。
生育場所が知れ渡り、いずれここでは生育できなくなるでしょう。

コショウノキの花↑
山は春の息吹で満ち溢れています。
ユリワサビヤマブキヤマルリソウマムシグサの仲間ツルカノコソウ・イチリンソウ・ミツバツツジ・ヤマネコノメソウ・タチツボスミレ・シハイスミレ・アオキ・フタバアオイカテンソウ・オドリコソウ・キケマン・ムラサキケマン・コクサギ・ヘビイチゴなどの花がきれいです。
花のないサイハイランやキジョランもみられます。
人気のいない場所でヒトリシズカが花を咲かせています。
この地域は石灰岩の多い場所です。
白いオシベが長めのキビヒトリシズカかと思いましたがヒトリシズカの可能性が高そうです。

ヒトリシズカ↑
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