薬王堂気まぐれ通信使bQ93  2005・3・21
Yakuoudo Capricious Communications Satellite
20日、21日の連休、私は東京湾周辺に出かけました。
今から35年前、薬学生だった私達は千葉の大貫港沖の東京湾でイイダコを釣りました。
簡単な釣り糸の先にはフックが付き、それにラッキョウをくくりつけて海底に沈めます。
海底では白いラッキョウを餌だと勘違いしてイイダコが抱きついてきます。
微妙に竿先が重くなりますので揚げてみますと釣れているといった具合でした。
そんな時代に親友だった画像右端の友人に会おうと房総半島に行ってきたんです。
30年ぶりくらいの再会でした。
当時に比べやはり年をとってジイ様になってるな〜・・・そんな感じです。
房総半島の先端中央部・夷隅町(いすみ)というあたり、一面平坦な田んぼの真ん中で彼は薬屋をしています。
奥さんも同級生です。
久しぶりでしたね〜
彼は5歳の孫がいるおじいちゃんでした。
私は妻の長男が一才の娘の誕生日を祝おうと埼玉に呼んでくれましたので次の日に千葉県・上総の国に寄ってみたんです。
30年ぶりに会う彼は千葉県の名所を案内してくれました。
先ず何もないから!と前置きして九十九里浜に連れて行ってくれました。
風が強く波も大きなこの沖では気楽に釣りも出来そうにありません。
浜の塩性植物もコウボウムギらしきものがあるだけでほとんど砂に覆われていました。

次に連れて行ってくれたのは夷隅町の隣町、大多喜町でした。
ここには山手に大多喜城が再建されています。
歴史はよく判りませんが幕末には松平さんを名乗る10万石の城主が住んでいたとか?
まあ、もらった葵の紋章の最中(モナカ)から想像しただけですので・・・
それにしましても竹で有名なこのお城横には千葉県薬草園がありました。
ここはずいぶん手入れの行き届いた薬草園でしたね〜!
大多喜町の交差点に気になる店屋がありました。
看板には『青果 菓子 食料品』と銘打っています。
私にとりましてはお城よりも印象深かったですね〜

友人はこの後、東京行きの電車が出る茂原駅まで自動車で送ってくれました。

『また何時会えるか判らないけどお互い生きてたら20年後くらいにまた会おうな!』

そんな会話で分かれました。
千葉から東京に向かう電車の中、東京湾岸はきれいに彩られていましたよ!

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