薬王堂気まぐれ通信使bQ81  2004・12・19
Yakuoudo Capricious Communications Satellite
19日の日曜日、私は一人で蒲刈島に行ってきました。
この時期、目的は特にないのですが黄色の野生菊・シマカンギクがどうなっているか気になったから・・・
それにこの島には橋を使って車で行くことができるようになりました。
歴史ある古い島でしょう。
江戸時代には朝鮮通信使一行が必ず立ち寄って宿を取った場所と言われています。
小さな島ですが昔からえらい人がたくさん出ています。
関係ありませんが気まぐれ広島人も少し離れた能美島の生まれです。?

我が家から一時間ばかりで下蒲刈島に到着しました。
三ノ瀬大橋で結ばれた上蒲刈島からの海はそれは静かで心和ます風景でした。
でも何時ごろからミカンが作られるようになったのでしょう?
そして何時ごろから山を崩すようになったのでしょう?
上蒲刈島には石灰岩地域があるために掘削された痕があちこちにあります。
石灰岩は九州の八幡製鉄所に送られて触媒に使われていたと聞きます。

そうそう、えらい人といえば私の絵の師である船田玉樹先生も蒲刈島出身です。
気まぐれ広島人が絵を画いていたって?
何を隠そう、気まぐれ広島人はまれに見る画才豊かな人物なのです。
脳ある鷹は爪を隠す!
その才能を認めるも認めないも第三者における評価というのがこの世界を難しくしています。
船田先生の絵はもちろん、かつて私はその生き方に心酔しました。
そして気まぐれ広島人は生前に一枚の絵を譲っていただきました。
いつも目の前に飾っています。
それは蒲刈島の本来の姿の絵なんです。
絵と云うのは人に見せるものではなく自分で納得できてこそいい作品です。
この絵はそんな作品だと私は思っています。


蒲刈島にシマカンギクが咲いていました。
日本の野生の黄色い菊、シマカンギク
誰も振り返ろうとしない地味な花ですが私に似ていい香りがします。
その他の植物=コバノタツナミ?セトノジギク?ツワブキヤクシソウなど
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