薬王堂気まぐれ通信使bQ75  2004・11・7
Yakuoudo Capricious Communications Satellite

広島の自宅から登山口まで車で約2時間!
妻と二人で中国山地、秋の深入山(しんにゅうざん)に登りました。
秋といいましても山は冬の準備でした。
足元のセンブリを爪で切り取り、かじりながら登山をしました。
艶やかに咲く花は少なく過去の栄華をしのばせる花が少しだけ残っています。
ぼく達は春なのに〜

深入山の頂上に向かう↑
ところで山を歩いておりますと急に声をかけられることがあります。
『気まぐれ広島人さんじゃ〜あ〜りませんか!』
ぼくのホームページが人気なのか?そこに顔写真を時々載せるからか?
自分では気がつかないうち有名人になっているのかもしれませんね!
皆さんも山川で私を見かけましたらどんどん声をかけてください。
何も出ませんけど・・・

急な斜面はススキ野↑
深入山がススキ野になっている理由は四月上旬、山焼きをするからです。
なぜ山焼きをするのかは分かりません。
高い木は谷すじに少しと頂上付近の稜線にブナが少しだけ・・・
かつて牛を放牧していたのでその名残かもしれません。

リンドウの花↑
道筋に少しだけ花がありましたので紹介します。
キク科ではアキノキリンソウの花が一株・シロヨメナの花・シラヤマギクヤナギタンポポかミヤマコウゾリナか?・花ではありませんがキク科のオケラの花痕がありました。
マツムシソウ科のマツムシソウ、リンドウ科のリンドウ↑・花が終わったセンブリムラサキセンブリ、キキョウ科のサイヨウシャジン、ゴマノハグサ科のシオガマギクなど・・・
セリ科ではノダケシラネセンキュウらしい実がありました。
実になっているものが多いですね。
ユリ科のヤマラッキョウの実、ヒメハギ科のヒメハギの実、葉ではアリノトウグサ科のアリノトウグサ↓が紅葉しています。

アリノトウグサの紅葉↑
実をつけた木本植物がありました。
ウコギ科のコシアブラ、ヤドリギ↓(ヤドリギ科)の赤い実もたくさんありました。

ヤドリギの赤い実↑

羊羹をつまむ爪楊枝をつくるクスノキ科のクロモジ↓の芽は赤くなっています。
とがった部分は葉になり、丸い部分は花が咲きます。

クロモジの冬を越す芽 丸いのは花、尖ったのは葉になります↑
これから来春の4月まで・・・雪に閉ざされた厳しい季節がやってきます。
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