薬王堂気まぐれ通信使bQ63   2004・8・9
Yakuoudo Capricious Communications Satellite

先週は私のプール検査方法を紹介しましたね!
プール検査をする読者の方からお返事がありました。
大方の学校薬剤師はプールに入らずに水質検査をされると言います。
これはいけないと思います。
気まぐれ薬剤師のようにちゃんとプールに入って泳ぐ中学生の気持ちに同化してこそ責務が果たされるのです。
そうそう、トリハロメタンは水道水と塩素と日光と人間の垢が原因で発生する物質だそうです。
人間の垢が抜けていましたね!


先日の日曜日、午前中は地元の漢方研究会でお話をしてきました。
「傷寒論講義」という本の解説が終わり、新たに「漢方診療30年」という本の解説を始めたわけです。
両著とも私の師の著書です。
話をする対象の方々は約30名!薬剤師と医師を中心とする熱心な会員です。
「漢方診療30年」は昭和34年6月に初版が出版されています。
当時の値段は750円!
会員の方が初版を持参されておりました。
私の持ち本は昭和36年12月に出版されたものです。
定価は900円。
もうひとつ「漢方診療30年」を持っています。
昭和44年7月に刷られた「漢方診療30年」です。
持ち主は私の妻です。
当時で1400円!
10年で約2倍の値段になったんですね。
現在もこの本は創元社から出版されています。
今は5500円だったでしょうか!
師が60歳の時に執筆した本を私たちは読み返しています。
さすがに昨日は目頭が熱くなりましたね。
でもこんなことを会員の前に晒すわけにはゆきませんから平静を装って話し続けました。
師から受け継いだものを大切にして講義させていただきましょう。
そんなわけで午後からも友人の漢方講座を聴いておりました。
しばらく外出していないものですからお尻の辺りがむずむずするような気持ちです。
2時を少々過ぎたころ、私は我慢できなくてデジカメを片手に教室から出ました。
目的地は広島県・県北の深山↑です。
ちょっと遅いですよね!
約2時間車を運転したでしょうか!
人のいない静かな場所にやっとたどり着きました。
午後4時過ぎ、車を降りた私はデジカメとレンズと三脚を持って峡谷に入ったんです。
昔に比べてよく転びます。
平衡感覚が思わしくないようです。
小脳あたりで異変があるようにも感じます。
やはり歳ですね〜
で、目的のキレンゲショウマのある場所にやっとたどり着いて・・・


日に映えるキレンゲショウマの花↑

花はほとんど落ちていましたが中にはほころびかけや蕾もあります。
5年ぶりに見ることが出来ました。
天蓋の花=キレンゲショウマ!
しばし残された数株の花に見とれて・・・
花には昆虫がよく訪れているようです。
皆様にもその花を紹介しましょうね。


深山に咲くキレンゲショウマ↑

そうそう、山で見かけたその他の植物も貼り付けておきます。
ウワミズザクラウバユリミヤマハハソオオハンゴンソウヤマアジサイ

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