薬王堂気まぐれ通信使 bQ58  2004・7・4
Yakuoudo Capricious Communications Satellite

先週、パソコンがとうとうだめになりました。
ウインドウズXPのワードとエクセル作成中に文字変換ができなくなりまして機能がストップするという致命的なトラブルが起こるようになりました。
OSを何度もリカバリーしてみたんですが根本的な記憶をゴミとして残しているらしくハードディスク本体を交換してもらうことになったんです。
で・・・交換中に書類作成を迫られておりましたので新しいパソコンを買いました。
トラブル中に作成したオフィスのバックアップ(ワードやエクセルなど)は新しいパソコンで使いたくありませんね!
気が早かったでしょうか?
これからは2台のパソコンを楽しもうと思っています。

4日の日曜日は船舶操縦士の免許更新に行ってまいりました。
船の場合は5年に一度検査があります。
私の場合、周防灘の一部を除いて瀬戸内海のどこへでも行くことができます。
陸地から5海里(一海里=1852メートル)以内なら日本国中どこにでも行けるんです。
でも屋久島以西や津軽海峡は渡れません。
前回の船舶免許更新時にこんなことがあったんです。

まだ爺さんが生きていていました。
彼と二人でよく釣りに行きましたね〜
その日も瀬戸内沖のカキ筏に船を係留して釣り糸を垂れていました。
そしたら海上保安庁の船が臨検に来たんです。

保安庁: 『船舶免許と船舶検査証を提示してください。』
気まぐれ:『はい!はい!免許証は財布に入れていますから取り出して見てください。』

保安庁の職員数名が見張る中、船べりから長い網を出してその中に提示物を入れさせます。
私は財布ごと網の中に入れました。
船と船との距離は2〜3メートルでしたでしょうか!
網の中身は保安庁の職員の手に渡るはずでした。
ところが途中で網の根元がぽっきりと折れてしまったんです。
丸い網かごは私の大事な財布ごとポチャリと海面に落ちたんです。
みんなが見守る中、あれよ!あれよ!と水深40メートルの深海に沈んで行ったんです。
・・・・
とうとう見えなくなりました。

気まぐれ:『あんたらー!どうしてくれるんや〜』
保安庁:『すみませ〜ん!・・・・』
保安庁:『財布にはどれくらいのものが入っていたんでしょうか?』
・・・・・
気まぐれ:『船舶免許証と車の免許証、もろもろのカード、記録文書、岡山までの往復電車の予約券、それにえ〜と・・カメラの北村の安売りカード、うどんの割引券、現金は3万円も入っておったわい!』

ここでまず気まぐれは失敗しましたね〜
現金は一万5千円しか入っていませんでしたがとっさに頭で考えて3万円と言ってしまったのです。
10万円くらいと言ってればよかった・・!

保安庁:『すぐに引き返してアクアラング隊を結成してきます!』
えええ!ちょっと待ってよ!
保安庁の船は全速力で帰ってしまいました。

気まぐれは3万円と言ったのにアクアラング隊がもぐって一万五千円しか入ってないのがわかったらどうしよう・・・
そんな不安な気持ちで爺さんと海上で保安庁のリターンを待っていたんです。
一時間半くらいが経過したでしょうか!
保安庁は帰ってきました。
酸素ボンベを背負った職員がたくさん乗っているんでしょうか?

保安庁:『アクアラング隊は止めにしました。言われるままにお支払いします!』
気まぐれ:『・・・・・・』

ちょっと待ってよ!
それならそうとはじめからアクアラング隊なんて言わなければいいのに・・・
それもそうでしょう。
ここは海流が激しく、たとえ物がそこで沈んだとしても真下なんかにはありはしません。
それに40メートルの水深で下はガレ場です。

それから一週間後、私は支払いに来た海上保安庁の職員に4〜5万の領収書に印を押して渡したと思います。
でもその為に自動車免許や今回の船舶免許証、すべてを書き換えなければいけなかったんです。
紛失ですからあちこちに行きましてややこしかったことを覚えています。
もっと財布に多くの現金が入っていたと言えばよかったですね・・・
そんな免許更新から5年が過ぎました。
近くではタシロラン(アップ)が静かに咲いていました。


タシロランの花アップ↑


赤い唇弁のあるタシロランの花↑

※画はPNGで作成してお送りしてみます。届くでしょうか?
写真は新パソコンのPaintプログラムで縮小しました。
かなり縮小率がいいようです。でもサイズ変更が難しいソフトです。

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