薬王堂気まぐれ通信使bQ53  2004・5・23
Yakuoudo Capricious Communications Satellite

今週は府中町の企画で執り行われる『春の薬草観察会』に行ってまいりました。

場所は町の奥座敷、水分峡です。
今回で5回目でしたっけ!
人間は何かしら取りえがあるもので50歳を少し過ぎる頃、やっと私も人前で話しが出来るようになりました。
内気な人も生きてれば何とかなるものですね (^o^)。
しかし人がやるようなことを話したんではだめなんですよ。はい!
人がやらないこと!仕事とは縁がないこと!金のことを(一寸だけしか)考えないこと!
この3点を守ればあなたも大丈夫。
私は今までず〜っ・・とこうして生きてきたんだもの!
という訳で薬草のみならず自然の観察を目的とした45名は水分峡を出発いたしました。
先ず目についたのはスイカズラという植物の花でした。
白と黄色に色分けされた金銀花(キンギンカ)です。
茎=蔓は冬にも葉を落とさないことから忍冬藤と呼ばれます。
一生懸命説明しましたね〜
この花の蕾を集めてお茶にして飲むと喉の痛みや吹き出物を治してくれるんですよ〜なんて説明するんです。
中国で有名になった新型肺炎=SARS=サーズに対応する生薬として金銀花は取り上げられています。
また現代難病の一つアトピー皮膚炎にもこの花を飲ませることがあります。
まあ、私の独断と偏見も含まれての解説ではありますが・・・
そんなことより、スイカズラとはどんな植物なのか?或いは金銀花はいったいどの花なのか?その周りにどんな話しがあるのだろうか?自然観察はそれが面白いんですね!
一生懸命に成り過ぎのせいもあってか?めまいも時に起こります。
気にしない!気にしない!
大正年間、府中の大水害後に造られた堰堤がさわやかな滝音を奏でていました。
冷たい水で昔は泳いだものです。

その会の修了後、私は一人になりたくて水分峡の裏、水谷峡に行ってきました。
ここはまだまだ未開の地で人に会いませんでした。


田植えの最中、水谷峡地区の水田↑

ソクシンラン・赤色のヤマツツジミズタビラコニガナなどが咲いていました。
特に純白のササユリコアジサイの花が綺麗でしたね。

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