薬王堂気まぐれ通信使bQ42   2004・3・8
Yakuoudo Capricious Communications Satellite

3月7日の日曜日、私は人の居ない地域に行きました。


長谷地区から見る弁天島↑

場所は倉橋島の辺鄙な場所!
地図で説明しますと音戸を越えて波多見の神社を観察、釣士田峠を超える前を左折して長谷地区に入りました。
ここまでは何とか人の居る場所です。
しかし、D地点の長谷地区からC地点を通り自然の川のある場所までは人が居ないばかりか道がない場所でした。
現在、山と海岸を削ってここに道をつけています。
私は進入禁止のブルの削った道に入ってみました。
D地点から見る奥の内海と真ん中に浮かぶ弁天島!何時までもこの景色があってほしいものです。
C地点から見る海と鈴鹿島、それに小情島、遠くに兵馬を放した大情島。
小高い山に登って見た内悔の景色は抜群でしたね。


向こうに小情島・瀬戸の内海↑

人がいない風景↑というのも久しぶりです。
近くにはヒサカキの花が咲きタイミンタチバナが赤い蕾をつけています。
やっと自然の川が流れ込む浜辺に到着しました。
珍しく老夫婦が岩に付いた自然牡蠣を集めていました。
牡蠣は持ち帰り食べると言います。


鯛ノ内湾で自然牡蠣を採る夫婦↑

そこから鯛ノ内湾を見ながら大迫という集落に入りました。
大迫から更に亀ケ首に進入します。
道はここで行き止まりでした。
山の中腹に車を止めてA地点まで歩いてみました。
道はあるような?ないような?途中大きなトンネルが続きます。
昼間でしたが200メートルほどの真っ暗なトンネルを通るのは勇気が要りましたね。
トンネルを出ると亀ケ首の平原地区A地点です。
そこには何時造られたのかわからない石造りの波止が横たわっています。
傍には飛行機を避けるようなレンガ造りの塹壕跡がいくつもあります。
きっと近くを掘ったら何か出てくることでしょう。
この辺りは第二次大戦中、特殊潜航艇(魚雷をつけた潜水艦)基地があった場所です。
近くには場所を示す碑があります。


亀ケ首地区の埠頭の跡↑

負の遺産はいまだに散らばっているんですね。
大迫の集落は老人がちらほら・・・三叉路には誰も居ないようです。


大迫の繁華街↑

帰り際、近くの浜辺で集めたセトガイを持ち帰りました。

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