薬王堂気まぐれ通信使bQ35   2004・1・13
Yakuoudo Capricious Communications Satellite

私の先祖は海人(うみんちゅう)か海女(あま)だったのかもしれません。
暇があればつい海に出てしまいます。
先日も一人海へ・・・・

広島湾ではカキの収穫期を迎えています。
約10年前、広島湾ではカキの過密養殖などの原因で赤潮が発生し大打撃を受けました。
以来、カキイカダは適度の間隔に間引かれ美味しい広島カキが復活しました。
似島の沖では丁度、漁船がカキを引き上げていました。
私もじっとその様子を見ていました。

広島カキの養殖は400年の歴史があると言われています。
太田川上流の森林から流れ出る水の恵を得てカキは河口付近で成長します。
昔は干潟に積み上げた石に着くカキを採って出荷したと言われます。
昭和に入り竹の『ひび』を干潟に刺してカキを養殖しました。
しかしこの竹ひび方式では収穫量が少なく1955年くらいから海上でのイカダ方式に変わったと言われています。

寒中の一月、海上でイカダを移動する作業にも出くわしました。
養殖の最終段階でカキを太らせるためでしょう。
自然を相手に仕事をすることがどんなに大変か!
私たちには想像もつきませんね。

そうそう、沖の灯台の近くで釣りをしていましたら一羽の見慣れぬ鳥が飛んできました。
灯台の上で羽を休めています。
広島の自然と昆虫』の管理者、マルタン2号さんに掲示板上で聞きましたところハヤブサ(隼)と分かりました。
こんな近距離でハヤブサを見れることはまれだそうです。
皆様にもハヤブサを見ていただきましょうね!

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