薬王堂気まぐれ通信使bQ28  2003・11・10
Yakuoudo Capricious Communications Satellite

今年のお盆休みに高知県・横倉山に行ったことはお話ししました。
その時に『横倉山自然の森博物館』の運営に携わっておられる山地亮孝先生から一株のトサジョウロウホトトギスをいただきました。
何でも牧野富太郎博士が120年前に横倉山で発見し命名した同じ場所に生育していた一株とのことでした。
そのトサジョウロウホトトギス、今年最後の花が我が家で咲き誇っています。
美しいでしょう!少し大きめに写しております。

さて、その他にはこれといって特記する事もないのですが・・・
先週、魚釣りでもしようと思って愛艇(15年目のモーターボート)に乗りましたところエンジンがかかりません。
出発前でよかったです。
これが海上でしたら帰れなくなって漂流するところでした。
どうもセルモーターに問題があるようです。
近くのマリーンにサブエンジンで乗り付け修理してもらうことにしました。
久しぶりに丘に上げたボートの船底にはご覧のとおり藻がびっしりと・・・

それだけでは有りませんよ!
よく見ますとフジツボが付着しています。
普通はこれらの付着物が付かないように船底塗料を塗るんですが私は毒性のある塗料を塗りたくありません。
でもフジツボがたくさん付きますと船のスピードがぐんと落ちてしまいます。

15年前、私がこの船を購入した理由は釣り好きの父親を海に連れ出すことでした。
半身の自由が利かなかった父親でしたが片手で器用に魚を釣っていました。
今年の正月、家族に見守られながら80歳で亡くなりましたが5年前まで私と一緒に海に出ていました。
そんな意味でこの船は十分に役目を果たしてくれたんです。
10年前に船上の父親を鉛筆でスケッチした画が出てきました。
やさしかった父・・・
今後は一人で父を思い出しながら、のんびりと釣りをしようと思っています。


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