薬王堂気まぐれ通信使bQ19   2003・9・9
Yakuoudo Capricious Communications Satellite

9月7日の日曜日、気まぐれ広島人は瀬戸内クルージングに出かけました。
愛艇は南区の管理する川側の公園に泊めています。
無料違法係留とやらでそのうち広島市から強制立ち退きを強いられるかもしれませんが、今のところ公園在住の中ちゃんがボランティアで桟橋番をしてくれてます。
中ちゃん、しっかりしてますね〜
公園の砂場にスイカを植えていました。
ソフトボールより少し大きいスイカが2〜3個生っていました。

出港して20分くらいのところに峠島と言う無人島があります。
ここにはアンペライというカヤツリグサ科の珍しい植物が自生しています。
アンペラとは外来語で敷物などの意味らしいです。
早速、一把刈り取りました。
持ち帰って敷物にしてみましょう。
今日は友人夫婦と私の3人気まぐれ航海です。
途中、釣り糸を垂らしましたが魚は釣れても釣れなくてもどちらでもいい!
家から持参したものは米三合、一握りの味噌と100ccの醤油、ペットボトルに水、それに缶ビールが少々です。
あとは海上か海岸で調達です。
航行中に底曳き漁船を見つけて交渉してみました。
彼らは仕事中ですから礼儀正しく話しかけます。

私:『お〜い!おっちゃん!タコ分けてくれんさい〜』
おっちゃん:『何ぼ〜要るんや〜』
私:『いっこん(一匹)でええ!』
おっちゃん:『千五百円じゃ〜』

見れば大きなタコです。
魚屋で買えば倍はするでしょう。
○:『5百円が無いわ〜』
△:『2千円出せや〜』
結果的に5百円が無かったのが良かったか?悪かったか?
身厚のカレイが一枚とワタリガ二が一匹追加されました。
タコ飯の材料が揃ったところで宮島裏・青海苔海岸に上陸です。


宮島の青海苔海岸に注ぐ小川↑

そうそう、皆様に由緒正しいタコ飯の炊き方をお教えしましょう。
@海水で磨いだ米に適量の水を入れます。
注意=決して海水を入れないようにしましょう。
注意=タコから出る水分のことも頭に入れて水量を決めます
Aタコは塩で揉まず手で揉んで贅沢に使いましょう。
B醤油は一合につき10cc程度入れるようにします。若干大目でも可!
C炊き方=始めちょろちょろ中ぱっぱ、赤子泣いても蓋取るな!
注意=赤子が居ない時は友人の顔を見ながら判断します。
D炊飯と同時に味噌汁を作る準備をします。
E味噌汁の具は手近なものを探します。
●今回は海岸でツブ貝を捕りました。ツブ貝は大変いいダシが出ます。味噌汁を飲んだ後は持ち帰り酒の肴にすれば絶品!!
F炊いたタコ飯は食べる人数のことを考えて均等に配分します。
注意=タコの数も偏らないように神経を使いましょう!
注意=海岸を汚さないようにゴミを持ち帰りましょう。

以上のことに留意すれば、きっとあなたも美味しいタコ飯航海が出来るはずです。
海岸にはハマゴウ(蔓荊子)が咲き乱れていました。
海に流れ出る一筋の小川は上流に全く人気の無い処女川です。
ハマゼリが咲きカンコノキが赤い実を付け、ヒトモトススキが揺れる川面に遊び日頃の鬱憤を洗い流した気まぐれ広島人でした。

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