薬王堂気まぐれ通信使№774  2017-8-14~18
Yakuoudo Capricious Communications Satellite

お盆の休みは家族で北海道に行くことにします。
子供たち家族全員集合と声をかけ千歳空港で合流しました。
以下、行動を記録してみましょう。


千歳空港にて全員集合!



14日:午前=千歳空港集合(~沖縄、~東京、~広島)
   空港にてキャンピングカー2台をレンタルし分乗、
   午後、オートリゾート苫小牧アルテンに直行、
   当日は野外キャンプとキャンピングカーでの宿泊、

15日:旭川市に出発、目的地は旭山動物園、
   宿泊はキトウシ森林公園家族旅行村にて、

16日:大雪山山系の旭岳に登山、
   宿泊は前日と同じ場所でキトウシ森林公園旅行村のケビンにて、

17日:美瑛町~富良野にかけて花畑を見ながら十勝岳山麓の中富良野方面、
   十勝岳温泉
   宿泊は星に手のとどく丘キャンプ場でのバンガローにて、

18日:富良野を経由し千歳空港まで・・
   空港にて解散、


というプログラムです。

14日

千歳空港でレンタカーの使用説明を受けます
キャンピングカーのレンタル料金は普通車に比べ割高でしたがキャンプに必要な備品がすべて収納されています。
トイレとシャワーの設備はありませんでしたが簡単な流しや冷蔵庫は完備されていました。
道央自動車道を室蘭方面に走らせオートリゾート苫小牧アルテンに向かいました。
そこで北海道の親戚と合流、久しぶり再会親交温めました
3人の子供たちのうち、長男・長女はそれぞれ家庭を持ち、次男は独身を楽しんでいるようです。
44年前には2人だったのに13人の家族になりました。


苫小牧アルテンキャンプ場にて北海道の親戚と合流

この日の夜は車に常設してある野外テントを設営して宿泊することにします。
15日

昨夜は雨も降らず快適な朝を迎え朝食にします。
ここは支笏湖のそばにある樽前山山麓に位置し周辺には錦大沼公園や大小の湖沼が点在する場所です。
キツリフネ
キオン
アキタブキ
ノリウツギ
ノブキ
オオウバユリ
などが目につきます。

午前10時過ぎ、キャンプをたたみ道央自動車道に入り昨日来た道を引き返し札幌に向かいました。
札幌~江別~岩見沢と車を走らせます。
岩見沢で昼休憩を取り滝川を経由して旭川に到着したのが午後2時半くらいでした。
子供たちが楽しみにしていた旭山動物園に入ったのは午後3時ころでした。
夏の旭山動物園は夜間の動物観察が出来る企画が進行中で時間を気にせず歩くことが出来ました。
ペンギン・シロクマ・オオカミ・ユキヒョウ・カバ・アザラシ・チンパンジー・キリン・ゾウ・その他多くの野生動物を飼育していました。
私的には我が物顔で高所に居たヤギと園内を自由に飛び交うカラスが印象的でした。
男性3人に顔を出してもらいます。


旭山動物園


動物園をあとにしてキトウシ森林公園に向かいました。
ここでは皆が雑魚寐できるようケビン一棟を予約しておきました。
キトウシ山とはアイヌ語でギョウジャニンニクが多い山という意味だそうです。
街灯にガムシや北海道ではこの周辺にしか見られないという野生のカブトムシが飛来します。
ケビン周辺は手入れされた丘陵地で数棟の他、テント宿営する家族達も見られます。

16日

早朝、一人でキトウシ山に登ってみます。
標高457m、簡単な装備で入山したのは間違いだったようです。
誰もいない山道は今にもヒグマが出てきそうで鬱蒼としていました。
この山は1億年昔、海の底だったらしく海洋古生物の変性堆積岩であるチャートがむき出しになっていました。
ギョウジャニンニク
ヨブスマソウ
オオヤマザクラ
オニシモツケ
キタコブシ
コタニワタリ
オヒョウ
ヒトリシズカ
ルイヨウボタン
ミズナラ
ホオノキ
オオカメノキ
ハリギリ
ノブキ
ツタウルシ
トリカブト(オオレイジンソウ?)
ヨツバヒヨドリ
など・・・

山頂から旭川の稲作地域を展望してみました。


キトウシ山山頂からの展望、旭川の稲作地域が広がる


16日、今日は大雪山山系の旭岳に登りました。
旭岳ロープウエイ入り口から大人数の乗れるゴンドラに乗って姿見に到着します。
13人分の乗車券が高額だったので片道を希望しましたが軽装での下山は到底無理との忠告に往復券を買います。
しかし高額を支払っただけの価値がある旭岳地獄谷周辺でした。
道すがら気の付いた植物を記述てみましょう!


ホソバノキソチドリと噴煙を上げる旭岳山麓



ホソバノキソチドリ
エゾイソツツジ
イワブクロ
シラタマノキ
コケモモ
エゾノツガザクラ
ミヤマイ
キバナシャクナゲ
ガンコウラン
ウラジロナナカマド
ジムカデ
ミヤマアキノキリンソウ
チングルマ
シラネニンジン
ハイオトギリ
ミヤマリンドウ
エゾオヤマリンドウ


エゾオヤマリンドウ


エゾマルバシモツケ


エゾマルバシモツケ


アオノツガザクラ
ウラジロタデ
ハイマツ
イワツツジ
ヤマハハコ
・・・
蝶は
クジャクチョウ
蝶①
蝶②

ここにはゆっくりもう一度来てみたいと思いました。

17日

キトウシ森林公園のケビン周辺にはオニグルミの木がたくさん植樹されていました。
荷物をキャンピングカーに積み込みキトウシ森林公園を出発します。
今日は富良野の近くをドライブします。
辺りはなだらかな丘陵地でジャガイモやトウモロコシ・麦などを栽培をしている畑地がどこまでも広がっています。
その中にラベンダーや色彩豊かな植物達を植えた人工的な植え込み園があります。
こんな広い北海道なのに国内外からの観光客はそこへそこへと集結し周辺は外国語ばかり・・・
青い湖も同じで観光地となっているようです。
昼は中富良野にある今夜の宿泊地=中富良野ベベルイ・星に手のとどく丘キャンプ場に入りました。
辺鄙な場所ながらここにも多くの観光客がジンギスカン羊の焼き肉を食べにくるようです。
我々もしっかり腹ごしらえをしたというわけ・・・
夕方から雨が降り出します。
十勝温泉に行ってみます。
かなり高所のホテルでしたがかけ流しの温泉はいい湯加減でした。
野生のエゾシカが親子ずれで来ていました
キャンプ場に引き返しやっと晴れたけれど星の見えない叢でキャンプファイヤーをします。
子供たちは喜んでいましたね。
その夜は簡単な木造小屋(バンガロー)で眠りました。

18日

午前5時半に起床、30分ほど時間がありましたのでスケッチをしてみます


中富良野、星の見える丘でのスケッチ


今日は北海道最後の日、沖縄組・東京組・広島組と千歳から飛び立たなければいけません。
沖縄は午前中に離陸しますので中富良野宿泊地を午前6時半に出発しました。
千歳空港までの道はさすがに北海道といった景色が広がり冬には交通が大変そうでした。
広島組は正午過ぎの出発で広島空港ではなく神戸空港を目指します。

いい北海道旅行でした。

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